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東急 「大橋会館」8月18日全館開業 クリエーター協業でリノベーション

2023.07.28
4階ラウンジのイメージ(東急提供)

 東急は、東京・池尻大橋エリアのビル「大橋会館」を大規模リノベーションし、8月18日に全館開業する。シェアオフィスや長期滞在型のホテルレジデンス、飲食店などが入居。クリエーターとの協業により地域の魅力を引き出すことで、「働く」「遊ぶ」「暮らす」が融合した「広域渋谷圏(Greater SHIBUYA)」のまちづくりを進めていく。

 同ビルは、東急電鉄田園都市線池尻大橋駅から徒歩5分の場所で、同社が昨年取得。地上5階・地下1階建て、延べ床面積約3735平方㍍で、主に宿泊施設や研修施設として使われていた。

 完成後、半世紀近く経過していることから、「ネイバーフッド(地域住民や来街者など地域関係者)とクリエーターの交差」を目指す新拠点として、企画段階からクリエーターの参画を得て大規模リノベーションを進めていた。

 1階はカフェ・ワインバー・レストランとストア&マルチスペース、2~3階はシェアオフィス、4~5階はホテルレジデンス、5階の一角にプライベートサウナが入る。シェアオフィスは既に入居開始。ホテルレジデンスとサウナは今月19日に開業した。1階部分は8月18日にオープンする。

 ホテルレジデンスは全61室。長期滞在の契約だが、契約期間中に利用しない日は第三者に部屋をホテルとして貸し出せる。1階エントランスには、誰でも利用可能な空間「コモン」を設けて、マルシェやワークショップなどを開くことで地域とクリエーターとの交流の場としていく。2、4階には共用ラウンジを用意した。

 ホテルレジデンスには4人のクリエーターが一定期間滞在し、部屋をデザイン。アート作品の展示や大橋会館オリジナル商品の販売も行う。

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