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東急 訪日客向け 域内周遊デジタルパスの実証実験

2024.02.09
「SHIBUYA PASS」のロゴ(東急提供)

 渋谷での消費拡大へ

 東急と、資本業務提携先であるWAmazing(東京都台東区)は今月から、渋谷区観光協会の協力を得て、訪日客を対象にしたインバウンド向け域内周遊デジタルパス「SHIBUYA PASS」の実証実験を実施している。パス販売は3月31日まで、利用は4月30日まで。

 東京・渋谷は訪日客が多いが、スクランブル交差点やハチ公像などを撮影だけして移動する人もおり、地域消費につながりにくい。そこで、体験・サービスと引き換えられるポイントを事前購入し、パスを見せることでキャッシュレスにサービスを利用できる仕組みを構築。利便性と周遊性を高め、滞在時間延長による地域消費拡大を図る。

 パスは、WAmazingが運営する専用ウェブサイトで販売。4500円で11ポイントを付与する。オープントップバスツアー(6ポイント)やスペシャルメニューの食事(5ポイント)、お土産との引き換え(1ポイントから)、手荷物預かり(1ポイント)など、13事業者が渋谷エリアで提供する49のサービス(1日現在)を利用できる。

 東急では、参画事業者の拡大を図るとともに、利用状況や利用者の声などを基に、パスの内容、使われ方などを検証。エリア拡大などさらなる利便性向上につなげていく。

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