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JR東日本 ワーキングマザー向けキャリア形成支援サービス「PeerCross」の本サービス開始

2024.01.15
座談会の新画面イメージ(JR東日本提供)

 トライアルで1200組成立

 JR東日本は今月から、ワーキングマザー向けキャリア形成支援サービス「PeerCross」(ピアクロス)の本サービスを開始した。企業の女性活躍推進に向けて、価値観・境遇の近いワーキングマザーをマッチングして面会できる環境を創出するもので、トライアルの結果を踏まえてサービスをブラッシュアップした。同社では引き続き、企業や業界の枠を超えたネットワーキングを通じて、個人の状況に応じた中長期的なキャリアを前向きに考えられるよう、利用者に行動変容を促していく。

 ピアクロスは、同社グループの公募制新事業創造プログラム「ON1000(オンセン)」で採択。参画企業に所属する価値観・境遇の近いワーキングマザーが、会いたい人をタイムリーに探してマッチングし、一対一で面会する。話したいテーマを設定して座談会を企画することもできる。

 利害関係のない社外メンバーと交流でき、詳細なプロフィール入力やシステム上のマッチング支援により、聞きたい話をタイムリーに聞くことが可能な仕組みになっている。さらに、座談会などキャリアにフォーカスした仕掛けと、双方向のコミュニケーションを実現する。

 昨年7~12月のトライアル期間中、累計約1200組2400人のマッチングが成立し、約40回の座談会・セミナーを実施。面会後のアンケートでは、97%が「前向きになった」と回答し、「副業にチャレンジした」「社内インターンに参加した」などのアクションを起こした人も多かった。座談会は「法人営業と育児との両立」「不規則勤務のママ同士で話そう!」などのテーマで開催された。

 本サービス開始に当たっては、会いたい人を選択する画面表示を「会いたい」から「Let’s Cross♡」に変更するとともに、「アピールメッセージ」を送信できるように。メッセージはテンプレートを用意し、具体的な面会日の調整をスムーズに進められるようアップデートした。

 ピアクロスには同社のほか、同社グループのJR東日本情報システム、JR東日本メカトロニクス、ビューカード、ルミネ、鉄道や旅行関係では西武鉄道、小田急電鉄、東急、東京地下鉄(東京メトロ)、JTB、他業種では古河電気工業、松竹など全30社が参画。さまざまな業界の企業による多様なネットワーキングを提供する。

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