羽田エクセルホテル東急 新たなコンセプトルーム 駐機場目の前に、パイロット気分 !
〝本物〟の操縦席活用
日本航空(JAL)が新たに開発したコンセプトルーム「JAL Cockpit ROOM」が人気だ。ボーイング767―300型機で使用されていた操縦席を再利用した客室で、羽田空港第2ターミナル直結の羽田エクセルホテル東急に誕生。客室の窓からは駐機場が見渡せ、臨場感あふれるパイロット気分を味わえる。
滑走路側の4階の一室にお目見え。実際に使用されていた部品を活用したモックアップだが、日航の運航乗務員が監修・製作した。操作パネルにライティング機能を施し、夜間フライトの雰囲気も演出する。
客室の窓からは実際に羽田空港を離発着する航空機を目の当たりにできる。現役の客室乗務員による離陸前のアナウンスも流れ、本物さながらの空間に。広さ28平方㍍、1室2人利用で、料金は3万5300円から。
航空をテーマにしたホテルの客室は、これまで千葉県浦安市のホテルでJALエンジニアリングが手掛けたウイングルームが人気を博していたが、ホテル閉鎖に伴い姿を消した。
今回のコンセプトルームも同社によるものだが、「誘導路に隣接する唯一のホテルで親和性が高い」(矢田貝弦JALエンジニアリング部品サービスセンター企画グループアシスタントマネージャー)と、新たな企画に至った背景を説明する。
また、矢田貝アシスタントマネージャーは「ダイナミックなコックピット体験を気軽に味わっていただける。一番の売りは夜間ですね。ライトアップを施すのには、とても時間を要し、着想から約2年かかりました。ぜひ、夜の風景をお楽しみいただきたい」とPRする。
従来の客室には搭乗客の目に触れるシートやミールカートなどをあしらっていたが、今回は「お客さまに近い場所ではないコックピットの設備を再利用しています。安全にお楽しみいただけるよう、本来は可動する部分を固定するなど工夫を凝らしました」(矢田貝氏)という。
人気は上々で、8月まで週末は、ほぼ予約でいっぱい。「設計段階から約1年半。何度も検討、変更を重ねました」(同)というこだわりの部屋で、若手整備士がまとめた機材の歴史、シートの豆知識などを載せたリーフレットも置かれている。
航空廃材生かし商品開発
同社は2021年7月、羽田空港内での構内営業権第三類を取得。製作物を製造・販売する権利を得て、同10月から航空関連の廃材を生かした商品を販売してきた。
航空機材は技術基準に沿い、規定の運航時間、回数に達すると廃材にしていたが、もともと耐久性に優れ、二次使用には十分に活用できるといい、JALグループではさまざまなアイデアを基に新商品を創出してきた。先月には空港内で、ウイングレットの一部を使った「廃材ジュエリー」の販売を開始している。
検索キーワード:東急
317件見つかりました。
161〜180件を表示
-
2024.02.09 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
京急 100%再エネ由来電力での運転開始 4月から
京浜急行電鉄は4月1日から、全線で運行に使用する電力を100%再生可能エネルギー由来の電力に置き換え、実質的に二酸化炭素(CO2)排出量ゼロで運転する。
-
2024.02.09 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東急 中目黒の高級ビンテージマンションをフルリノベーション
自由な発想で新たなワークスペース創出 オフィス主体の複合施設に 東急と東急Re・デザインは、東急が管理する東京・中目黒の高級ビンテージマンションをフルリノベ
-
2024.02.09 JR東海 予定・計画・施策
JR東海 「もれなく富士山キャンペーン」展開中
「EX旅先予約」など設定 JR東海は、主に静岡県内で富士山を堪能しながら楽しむ観光プランを用意した「もれなく富士山キャンペーン」を展開している。
-
2024.02.09 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東急不動産 「新宿駅西口地区開発計画」に正式参画
小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)が推進する「新宿駅西口地区開発計画」に東急不動産が共同事業者として正式参画することが決まった。
-
-
2024.02.06 その他業種分類 コラム・企画類
墨滴 2月6日付
最初に聞いた時は耳を疑った。東急の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」(ザ・ロイヤルエクスプレス)が四国を走る――。だが、本当にやって来た。
-
2024.02.05 民鉄・公営・三セク 営業・事業・車両
東武 「すぐ、そこ。KAWAGOE!トレイン」を運行
東武鉄道は12日から、川越の観光スポットや食べ物のイラストが描かれた「すぐ、そこ。KAWAGOE!トレイン」を運行する。
-
2024.02.02 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東急・相鉄アーバンクリエイツ 複合施設「Vlag yokohama」6月開業
ザヨコハマフロント 未来へ取り組む場に 東急と相鉄アーバンクリエイツは今年6月、3月に竣工(しゅんこう)予定の「横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業」
-
2024.01.31 運輸関連団体 式典・表彰
日本鉄道運転協会 「創立65周年記念式典」
日本鉄道運転協会は26日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで「創立65周年記念式典」を開催した。
-
2024.01.31 民鉄・公営・三セク コラム・企画類
ティータイム 野本弘文 東急グループ代表
自らビジョン、会社の姿共有 目まぐるしく変わる事業環境を踏まえて、「中長期的な未来を想像し、機会を捉えていかなければならない。
-
2024.01.30 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
小田急 電動キックボードで観光周遊促進 秦野市で実証実験
小田急電鉄は、同社が参画する「鉄道横断型社会実装コンソーシアムJTOS(ジェイトス)」の取り組みとして、神奈川県秦野市で電動キックボードのシェアリングサービス
-
2024.01.26 運輸関連団体 コラム・企画類
指定席 日本民営鉄道協会・新田浩明氏
鉄道事業者相互の人材受け入れスキーム「民鉄キャリアトレイン」の拡大に取り組む日本民営鉄道協会労務部(東武鉄道派遣) 新田 浩明氏 (しんでん ひろあき) 東京