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JR東日本スタートアップ・東急など 鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」 マイクロモビリティー活用の実証実験

2023.10.18
JR武蔵五日市駅の電動マイクロモビリティーのイメージ(東急提供)

 JR東日本スタートアップと東急、小田急電鉄、西武ホールディングスの4社が9月に立ち上げた鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS(ジェイトス)」はきょう18日から順次、取り組み第2弾として、電動キックボードなどのマイクロモビリティーを提供するLuup(東京都千代田区)と共創し、東京都あきる野エリア、大分県別府エリア、埼玉県秩父エリアの3カ所で周遊観光活性化に向けた実証実験を開始する。

 Luupは、マイクロモビリティーを使った新たな短距離移動インフラづくりに取り組んでいる。各地の観光地では、駅からの二次交通手段の不足が課題となっているため、移動手段の選択肢を増やすことによる回遊性の向上、快適な移動体験の提供による小型電動モビリティーの利用促進を図る。

 実証実験は、電動マイクロモビリティーのシェアリングサービス「LUUP」を活用する。場所は、東京都あきる野エリア(JR五日市線武蔵五日市駅周辺、18日~12月2日)、大分県別府エリア(JR日豊線別府駅周辺、今月19日―来年3月31日)、埼玉県秩父エリア(西武鉄道西武秩父駅周辺、11月1日―来年3月31日)。料金や時間はエリアにより異なる。別府は各社沿線ではないが、東急が別府市出資のB―biz LINKとの協業で訪日客向け観光案内所を運営している。

 このほか、東京・下北沢での安全講習会(下北線路街 空き地、今月20日10~11時)も実施。講習会はあきる野、別府でも開催予定。

 今後、沿線移動データの利活用や実証実験結果を踏まえ、他社駅間移動など各社沿線エリア間での連携施策などを検討。移動の自由度を高め、便利に移動できる社会の実現を目指していく。

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