交通新聞社 電子版

東急電鉄 使用済み制服のリサイクル素材 JR東海「東海道マッハ便」で運送

2024.05.13
什器製作に活用される東急電鉄の制服イメージ(東急電鉄提供)

 東急電鉄は、廃棄予定の駅係員の使用済み制服を兵庫県内の工場でリサイクル素材に加工し、きょう13日と14日にJR東海の新幹線荷物輸送サービス「東海道マッハ便」を活用して東京まで運送する。同素材は、田園都市線地下区間5駅のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」の第1弾として、駒沢大学駅の駅係員宿泊室の什器(じゅうき)製作に活用する。

 使用済み制服を綿に戻してからボード状のリサイクル素材に加工する工程は、今のところ今回の工場のみ対応可能で、兵庫から東京を経由して什器の製作工場がある群馬県まで運ぶ必要がある。

 当初はトラック輸送を計画したが、環境負荷の小さい貨客混載の荷物輸送事業を推進しているJR東海、JR西日本と連携して、山陽新幹線・東海道新幹線姫路―東京間で「東海道マッハ便」を活用することにした。なお、両新幹線区間をまたぐ輸送は同サービスの開始後初となる。

検索キーワード:東急

317件見つかりました。

281〜300件を表示

<

>