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東急不動産・東京メトロ　東京・原宿 「ハラカド」４月１７日に開業

2024.02.16 民鉄・公営・三セク 施設・機器
「ハラカド」の外観イメージ（東急不動産提供）

　「広域渋谷圏」原宿・神宮前　文化創造・発信拠点に

　東急不動産と東京地下鉄（東京メトロ）は４月１７日、東京・原宿の神宮前交差点で整備を進めてきた商業施設「東急プラザ原宿『ハラカド』」をオープンする。東急グループでは、渋谷駅から半径２・５㌔圏内を「広域渋谷圏」と定義して、原宿・神宮前エリアを世界に向けた文化創造・発信拠点にするためのまちづくりに取り組んできた。同施設はその核となり、新たなカルチャーの創出につなげる。運営は東急不動産。

　

　多様な人々の感性刺激

　「ハラカド」は、これまでさまざまなカルチャーを生み出してきた原宿・神宮前エリアが持つヒストリーやＳＮＳを通じて、誰もが発信や自分なりの表現を行う現在の時代背景を踏まえ、「多様な人々の感性を刺激する、新たな原宿カルチャーの創造・体験の場」として開業する。

　建物は鉄骨造り・鉄筋コンクリート造り地上９階・地下３階建て。敷地面積約３０８５平方㍍、延べ床面積約１万９９４０平方㍍。感度の高いヒト・モノ・コトと「出会う」「つながる」「体験する」「楽しむ」を掛け合わせた仕掛けや、チャレンジマインドあふれる個性的な全７５店舗が、地下１階から屋上テラスまでそろう。

　Ｇ階、１階、２階、地下１階には、物販やサービス店舗を中心に、これまでＥＣサイトや地方で出店していたブランドがリアル店舗初出店、原宿初出店するなど、個性的なラインアップで感性を刺激する。

　このうち地下１階には、東京・高円寺で高い人気を誇る老舗銭湯「小杉湯」が、銭湯を中心としたくらしを提案する２号店「小杉湯原宿」をオープン。原宿の街を訪れる人々に憩いの場を提供する。

　同施設の文化創造・発信拠点として中心的役割を担うのは、３階の「クリエイターズプラットフォーム」。会員制ラウンジ「ＢＡＢＹ　ＴＨＥ　ＣＯＦＦＥＥ　ＢＲＥＷ　ＣＬＵＢ」や、企業とコラボレーションしたスタジオなど全１７店舗が入る。

　４階は、多様なカルチャーや新しいエンターテインメントを原宿らしく編集し、国籍・性別・年齢などにかかわらずボーダレスに体験できる場所を目指す。第１弾として、フロア全体を「ハラッパ」と題し、「自然・チルアウト」×「原宿で体験」をテーマにした企画を展開する。

　５～７階は「ＨＡＲＡＪＵＫＵ　ＫＩＴＣＨＥＮ＆ＴＥＲＲＡＣＥ」と銘打ち、飲食フロアと屋上テラスに全２３店舗が入り、さまざまな料理を提供。ランチから夜の食事需要まで幅広く対応する。７階の屋上テラスからは、同交差点を見下ろすことができ、都市の喧騒（けんそう）を感じながらも、美しい景色と緑豊かなリラックスした雰囲気を楽しむことができる。

　営業時間は１１～２３時（物販・サービスは２１時まで、一部を除く）。なお、交差点向かいで現在営業中の「東急プラザ表参道原宿」は、「東急プラザ表参道『オモカド』」に改称し、交差点を挟む２施設が連携することで、エリアのさらなる魅力向上を図る。

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