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東急電鉄 運輸系、技術系従業員の制服をリニューアル

2024.10.11
運輸系、技術系従業員の新制服(東急電鉄提供)

 東急電鉄は11月1日、運転士、車掌、駅係員などの運輸系で働く従業員と、電気、工務、車両といった技術系で働く従業員の制服をリニューアルする。従業員の安全性と着心地の向上、資源の有効活用などが目的。

 運輸系の制服は「安全・安心」「信頼」などを感じることができる紺色を基調とした「モダントラディショナル」スタイルを採用。スタイリッシュでありながら、動きやすさを重視したシルエットを追求した。

 季節によって変更していたネクタイやジャケットをオールシーズン利用可能として、ネクタイは紺とストライプの2種類から選択式に。制帽は官帽とハイバックの2種類から、性別に関係なく選択できる。なお、女性用のキュロットは安全性の観点から廃止する。

 技術系の制服は、伝統色のオレンジ色は変更せず、デザインや生地の性能により安全性や機能性を向上。作業時の不快感軽減のため、夏服の脇・背中部をメッシュ素材にするなど通気性を向上させる。併せて、データや技術による業務の高度化に対応するため、8㌅のタブレット端末が入るサイズのポケットをブルゾン前面に設ける。

 現行の制服はアップサイクル

 また、着用を終了する現行の制服は、未使用の生地なども活用してグッズなどにアップサイクルするほか、鉄道業界初の取り組みとして、伊藤忠商事(東京都港区)とレゾナック(同)が共同で行っている繊維リサイクルの課題解決循環型プロジェクト「ARChemia(アルケミア)プロジェクト」に参画。使用済みの制服の一部の再資源化を目指す。

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