交通新聞社 電子版

東急 学芸大学駅高架下リニューアル 7月から順次オープン

2024.07.26
カルチャー&フードエリア「GAKUDAI PARK STREET」のイメージ(東急提供)

 コンセプトは〝まちの縁側〟

 カルチャー、食、オフィスなど3エリア

 東急が2021年から進めている東急電鉄東横線学芸大学駅高架下のリニューアルプロジェクトで、今月から来年1月にかけて「カルチャー&フードエリア」「未来共創エリア」「スモールオフィスエリア」の3エリアが順次開業し、グランドオープンする。周辺住民や事業者、クリエーターなどから寄せられた声をヒントに、コンセプトを「南北1kmのまちの縁側」に設定。高架下を一つの大きな縁側に見立てて、お気に入りの居場所、仕事、友人もちょうどよく混ざり合うような場所を目指している。

 

 住民、事業者の声をヒントに

 同駅高架下では、老朽化に伴う建物の補修や周辺のまちづくりの進展などを契機に、21年からリニューアルプロジェクトをスタートした。

 これまでに、スーパーマーケットや各国料理店、カフェなど食を中心にした同駅南側の多機能マーケット「学大市場」と、飲食店やスナックが軒を連ねる駅北側の「学大横丁」が開業している。

 今冬にかけて順次オープンする3エリアは、駅南側のカルチャー&フードエリア「GAKUDAI PARK STREET」(学大パークストリート)と、同南側に11月開業予定の未来共創エリア「GAKUDAI COLLECTIV」(学大コレクティブ)、同北側に来年1月開業予定のスモールオフィスエリア「simplace Gakugei-daigaku by NewWork」。

 学大パークストリートは、店舗の周囲にベンチやカウンターのある空間を設けた公園のようなエリア。店舗は、既に営業中の6店舗に加え、8月以降に飲食や食物販、カフェバー併設の書店など5店舗が順次加わる。

 学大コレクティブは、碑文谷公園に隣接した現駐車場エリアに、12の小さな商店とコワーキングスペ―ス、アトリエ、オープンスペースを備えた複合施設となる。店主やワーカー、クリエーター、地域住民らとコラボレーションして、新しい価値やサービスを創造していく。

 スモールオフィスエリアは東急直営で、駐輪場2階のロフトスペースを小規模オフィスにリノベーション。会議室や複合機、ネット回線などの共用設備を備え、シンプルでミニマムなオフィスニーズに応える。同社の会員制オフィス「NewWork」と組み合わせて利用可能。

 このほか、最北端のエリアについては、現在工事中の新道(補助26号線、26年開通予定)に合わせて、活用を検討中。

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