日本鉄道技術協会 24年度定時社員総会など開催
日本鉄道技術協会(JREA)は6日、東京都千代田区の学士会館で2024年度定時社員総会、理事会、表彰式、特別講演会などを開催した。役員人事では、森厚人副会長の後任に石橋学JR東海常務執行役員・総合企画本部副本部長・投資計画部長を選任した。
総会では林康雄会長が「コロナ禍も明け、昨年度からさまざまな活動を積極的に展開してきた。少しでもお役に立ち、喜んでいただけるJREAを目指し、活動していきたい」とあいさつ。23年度の事業報告・決算、24年度の事業計画、予算などが承認された。
総会・理事会後に功績賞などと「第16回日本鉄道技術協会坂田記念賞」の表彰を実施。特別講演会として、政策研究大学院大学の森地茂客員教授・名誉教授による「海外の鉄道整備の動向―我が国の事業展開の可能性―」が行われた。
各賞受賞者は次の各氏(敬称略、所属・役職は論文発表時)。
【特別功績賞】
椎橋章夫地方公共団体情報システム機構理事長
【功績賞】
青柳俊彦JR九州会長
【著作賞】
藤田浩由(鉄道総研)▽金子健太(三菱電機)▽山下良範(同)
【感謝状(協力幹事)】
髙橋徹(鉄建建設)▽松井喜貴(JR西日本)▽丸山修(東急建設)▽山﨑聡(JR東日本コンサルタンツ)
【坂田記念賞】
◇最優秀賞
「JR東日本におけるドライバレス運転に向けた取組み」=青栁繁晴(JR東日本鉄道事業本部モビリティ・サービス部門マネージャー)、北原知直(同副長)
◇優秀賞
「踏切通行者の安全性向上を目指して」=犬塚隆晴(西武鉄道鉄道本部電気部信号通信課長)▽「メンテナンスを共通化する線路設備モニタリングシステム『RAMos +』の開発」=片岡慶太(日本線路技術線路DX事業部部長)、伊藤祥展(JR東日本鉄道事業本部設備部門保線ユニットマネージャー)
「スマートフォンを活用した線路保守システムの開発」=池内三津喜(JR西日本デジタルソリューション本部データアナリティクス課員)、田中浩平(同主査)▽「AIを活用した運転整理業務の自動化技術」=加藤祐子(日立製作所研究開発グループ研究員)、須崎七恵(同社会ビジネスユニット企画員)、大野優(JR九州運行管理部課長代理)
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