東急電鉄など6者 廃石こう活用・資源循環で包括連携協定
東急電鉄と東急、東急建設、東急リニューアル、日本土壌協会、土壌改良材開発などを手掛ける「土と野菜」(那覇市)の6者は、建築工事で発生する廃石こうの有効活用と新たな資源循環の仕組みづくりに向け、包括連携協定を締結した。
石こうは内装用建材の石こうボードなどに使われている。東急電鉄と東急が東急建設、東急リニューアルに発注する建築工事では、2022年度に約235㌧の廃石こうが発生。従来は産業廃棄物として処分していた。
東急電鉄はドトールコーヒーなどと連携し、駒沢大学駅周辺で抽出後のコーヒー粉を液体肥料化して野菜栽培に使う取り組みを実施。液体肥料のため運搬しづらいなどの課題があったが、「土と野菜」の研究を基に精製した液体肥料と廃石こうを合わせたところ、農家への運搬や活用しやすい固形の土壌改良資材となることが判明した。
石こうに含まれる硫酸カルシウムは、農作物の成長に欠かせない養分であり、水稲の収穫量減少の一因である硫黄欠乏の予防につながるなどの研究成果もある。
連携・協力事項は、▽廃石こうを活用した土壌改良資材の精製▽土壌評価基準の見直し▽廃石こうを活用した土壌改良資材を農家に展開する資源循環の仕組みづくり――に関すること。固形の土壌改良資材を精製し、日本土壌協会の助言などを受け、「土と野菜」が連携する大阪府の稲作農家などに展開。石こう業界をけん引する吉野石膏、チヨダウーテの2社の技術サポートも受ける予定。
検索キーワード:東急
299件見つかりました。
101〜120件を表示
-
2024.06.07 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東急セキュリティ 車両基地に画像解析使用の警備サービス
東急セキュリティとアジラ(東京都町田市)は、東急電鉄の車両基地で、画像解析を使った警備オペレーションサービス「TS―Zero(ティーエスゼロ)」の提供を開始し
-
2024.06.06 その他業種分類 記録・調査・統計
ウイークリー・メモ 24年5月27日~6月2日
◇5月27日(月)=JR東海が川崎市のリニア中央新幹線第一首都圏トンネル梶ケ谷工区(約11・8㌔)で本格的な掘進を開始。
-
2024.06.03 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東急・JR東海 「ザ・ロイヤルエクスプレス」 静岡の東海道線で11~12月に運転
東急とJR東海は5月30日、静岡県の観光振興と地域活性化を目的に、周遊列車「THE ROYAL EXPRESS ~SHIZUOKA・FUJI CRUISE T
-
2024.06.03 民鉄・公営・三セク 人事異動・組織変更
東急電鉄人事 6月27日、7月1日付
東急電鉄 取締役・常務執行役員(常務執行役員)佐藤嘉一 退任(副会長)城石文明=以上27日付= 城石氏は同日付で相談役に就任。
-
2024.05.31 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
東急など 大型複合施設「渋谷アクシュ」7月8日開業
東急と渋谷二丁目17地区市街地再開発組合は7月8日、渋谷駅東口エリアで整備を進めている大型複合施設「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」を開業する。
-
2024.05.31 バス・タクシー 予定・計画・施策
東急バス バイオ燃料使用 バス運行開始
東急バスとユーグレナは、東京都の「バイオ燃料活用における事業化促進支援事業」で、バイオ燃料を活用したバスの運行を開始した。同事業には東京都市大学も参画する。
-
2024.05.29 民鉄・公営・三セク 人事異動・組織変更
東急人事 6月27日付
東急(6月27日付) 監査役(三菱UFJ銀行専務執行役員)中本智 社外監査役 日本経済研究所代表取締役会長渡辺一▽社外監査役 第一生命ホールディングス取締役会
-
2024.05.29 バス・タクシー 予定・計画・施策
京浜急行バス・東急バス・東急 共同で自動運転の実証実験
京浜急行バスと東急バス、東急は28日から、3社共同で自動運転の実証実験を実施している。バス事業者が連携して自動運転の共同実証実験を行うのは初めて。
-
2024.05.29 JR四国 予定・計画・施策
JR四国 首都圏初、収益用不動産を取得
JR四国は、首都圏初となる収益用不動産を取得し賃貸レジデンス「J.リヴェール学芸大学」として運営を開始した。東京都目黒区の東急電鉄東横線学芸大学駅徒歩2分。
-
2024.05.24 民鉄・公営・三セク 予定・計画・施策
小田急 24~26年度 中期経営計画を発表
地域経済圏発想で事業展開 小田急電鉄は、経営ビジョン「UPDATE 小田急~地域価値創造型企業にむけて~」の実現に向けた本年度から2026年度までの中期経営計
-