東急不動産など 「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」30日に竣工
渋谷駅桜丘口地区再開発
東急不動産などが参画する渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合の「渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業」で、次世代型ランドマーク「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」が30日に竣工(しゅんこう)する。「働・遊・住」を兼ね備えた大規模複合施設で、街全体のさらなる魅力強化やにぎわい創出などにつなげる。今後、順次開業していき、店舗などがおおむね出そろう来年7月26日にまちびらきイベントを実施する予定。
JR山手線沿いで、渋谷駅と国道246号線で隔てられた駅南西部約2・6㌶の再開発事業。エリアには日本基督教団中渋谷教会も含む。主な開発エリアは、オフィスや店舗を主とするA街区(SHIBUYAサイド)と、住宅や長期滞在のビジネスパーソンなどに向けたサービスアパートメントが入るB街区(SAKURAサイド)で構成。来年秋にはJR渋谷駅南口新改札口の開通も予定されている。
中心的な建物として、A街区には「SHIBUYAタワー」(39階建て、高さ約179㍍)と「セントラルビル」(17階建て、高さ約90㍍)を整備。両建物は低層部で一体化しており、地下は4階建て、延べ床面積約18万4700平方㍍。7階以上は主にオフィス、5階以下は主に商業施設、駐車場などが入る。
B街区には「SAKURAタワー」(地上30階・地下1階建て、高さ約127㍍、延べ床面積約6万9100平方㍍)などを建設。16~30階に分譲マンション「ブランズ渋谷桜丘」(155戸)、低・中層部はサービスアパートメント「ハイアットハウス東京渋谷」(1~3、6~16階、126室)、オフィス(5~14階)、商業施設(5階―地下1階)が入る。
このほか、周辺地区と連携したアーバン・コア(縦軸動線)やデッキを再開発地域内に整備することで駅周辺全体の回遊性向上を図り、坂の多い渋谷エリアの移動をしやすくするほか、代官山や恵比寿といった後背地への接続も実現する。
竣工に先立ち23日、記者発表・内覧会が現地で行われ、星野浩明東急不動産社長は「渋谷の良さである多様性のさらなる強化を図り、あらゆる人が訪れて活躍できる渋谷の新しいランドマークとなることを目指したい」と述べた。
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