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西鉄 「にしてつ関東ロジスティクスセンター」開設へ

2023.08.18
にしてつ関東ロジスティクスセンターの完成イメージ(西日本鉄道提供)

 西日本鉄道は、国際物流事業本部の関東物流拠点拡大を目的に、千葉県習志野市に「にしてつ関東ロジスティクスセンター」を開設する。延べ床面積は約2万平方㍍に上り、同社国内物流拠点のフラッグシップと位置付ける。開設日は2024年1月の予定。

 同センター(同市茜浜2ノ4)は、東関東自動車道湾岸千葉インターチェンジから車で約7分の場所に位置。関東域内の集配送にも優れ、羽田空港、成田空港、横浜港、東京港から40㌔圏内と、航空・海上輸送サービスの提供に適している。

 敷地面積8844平方㍍、建物は一部鉄筋コンクリート造り4階建て、延べ床面積1万9322平方㍍(うち倉庫1万6908平方㍍)。1階が常温、冷蔵倉庫、2階以上が空調倉庫。耐震設計を採用し、各階の天井高5・5㍍、床荷重1平方㍍当たり1・5㌧。

 半導体などの精密機器の保管や冷蔵倉庫による対応、顧客に代わって各作業を行うフルフィルメントセンターとして、多様で付加価値の高いサービスを提供する。同社グループの西鉄物流(同県市川市)と協働し、関東エリアの集配送における将来のトラック配送網の拠点化も目指す。

 物流の「2024年問題」への対応を図るため、集配トラックの適正な運行管理を行うほか、AI(人工知能)を活用した保管ロケーション管理、無人搬送ロボットなどDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。

 また、ESG(環境・社会・ガバナンス)に関する取り組みとして、太陽光パネルの設置やリチウムイオンバッテリー搭載の電動フォークリフトの運用拡大を図るとともに、従業員のリフレッシュスペースや女性用パウダールームなどを整備し、ウェルビーイングな職場環境を創出する。

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