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西鉄バス北九州など リニューアブル燃料100%使用 バスの実証運行

2023.08.18

 小倉―北九州空港線で

 西日本鉄道グループの西鉄バス北九州と、伊藤忠エネクス、北九州市は7日から、再生可能資源由来の燃料(リニューアブル燃料)を製造・供給するNeste OYJと協働で、軽油に代わる燃料としてリニューアブルディーゼル(RD)を100%使用するバスの実証運行を行っている。

 今回使用するNeste OYJ製のRDは、食糧競合のない廃食油や廃動植物油を原料として製造され、ライフサイクルアセスメントベースでの温室効果ガス排出量で、石油由来軽油と比べて約90%削減を実現する。

 RDは主に輸送用トラック・バスでの使用が期待され、ドロップイン燃料として、既存の車両や給油関連施設の改造が不要で、既存設備をそのまま利用することができるメリットがある。

 実証運行は、北九州空港エアポートバス(小倉―北九州空港線)で実施。来年3月31日までの期間、バス1台の燃料を伊藤忠エネクスが供給するRDに代替し、車両への影響や燃費、二酸化炭素(CO2)削減効果などを検証する。

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