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日本鉄道OB会連合会 第20回「全国大会」

2024.10.21
あいさつする中村会長

 会員獲得へ協力求める

 日本鉄道OB会連合会は17日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで第20回「全国大会」を開いた。あいさつに立った中村弘之会長は出席した各地区OB会役員に、今後のJR採用者の退職時期も見据えた新規会員獲得に向けての地方本部、支部単位でのさらなる取り組みを要請した。

 大会にはOB会役員、評議員となるJRグループ各社(北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州、貨物)役員ら80人あまりが出席。大会の冒頭、2023年度に亡くなった会員(2504人)に対する黙とうが捧げられた。

 中村会長はあいさつの中で、JR増収、各種ボランティアなど、〝生きがい〟〝やりがい〟をもって、さまざまな活動に取り組んでいるOB会員に敬意を示すとともに、OB会活動をはじめ組織運営に支援の手を差し伸べるJRグループ各社に謝意を表した。

 その上で、正会員、準会員を含めた会員数(約7万人)について、OB会組織を将来にわたって存続させていくためにも新規会員の獲得が不可欠であることを強調。「資格を有しながら入会されていない方がおられる。退職後も鉄道事業にさまざまな形で貢献できるOB会活動を広く紹介していただくなど、積極的な働き掛けをお願いしたい」と述べて、近く訪れるJR発足以降に採用された現役社員の退職を見据えた慫慂(しょうよう)活動を、出席した各地区OB会役員らに求めた。

 また、今年2月から取り組む元国鉄総裁・十河信二と妻・キクを主人公としたNHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)放映実現に向けた署名協力については、地元を含めて約10万筆が集まる中、OB会員だけで1万7000筆が寄せられたことを報告し、今後も精力的に活動していく考えを示した。

 能登地震の被災OB会に義援金

 大会では、特 別功労章25人、インストラクター表彰19人に対する表彰状が授与された。また、元日に発生した「令和6年能登半島 地震」で被災した西日本鉄道OB会金沢地方本部、東日本鉄道OB会新潟地方本部の会員に対する義 援金の目録贈呈も行われ、中村会長から西日本の吉江則彦会長、東日本の森 本雄司副会長に授与された。

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