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元旦号 2024公民鉄 今年の話題 九州

2024.01.01
福岡市地下鉄が導入する新型車両「4000系」の外観イメージ(福岡市地下鉄提供)

 福岡市地下鉄 空港・箱崎線に新型車

 西日本鉄道が2021年12月から福岡市中央区天神地区で進める「福ビル街区建替プロジェクト」の建設工事が最終段階を迎える。地上19階・地下4階建て、延べ床面積は約14万7000平方㍍に上る大型複合商業ビルで、今年12月竣工(しゅんこう)予定。

 同ビルは、低層階から上層階にかけてショッピング、ビジネス、オフィス、ホテルの四つのゾーンで構成。同市の再開発促進事業「天神ビッグバン」エリア内で最大規模の施設となり、福岡市街地のさらなる発展、にぎわい創出をリードする。

 一方、福岡市地下鉄では今年秋から、空港線・箱崎線で新型車両「4000系」(6両編成)18編成を順次、運用開始する。歴代車両のブルーのラインを引き継いだ外観デザインに、子育て世代や車いす利用者にやさしい車内スペース、全国の地下鉄で初めてリアルタイム監視機能を設けているのが特徴だ。

 両線で27年ぶりとなる新型車両は、外観が白を基調に前面と側面上部に青空をイメージしたスカイブルーを採用し、車窓周辺に伝統のブルーの帯を引き継ぐ。車内はロングシートの座席幅を通勤タイプでは国内最大の1人当たり48㌢を確保する。

 各号車に4台の常時監視の防犯カメラを設置し、セキュリティーを向上。運行中の車両状態を遠隔監視できるシステムを導入し、異常時の迅速な対応を図る。

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