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西鉄 福岡、北九州地区の一般乗合バス 運賃改定を申請

2023.06.21

 西日本鉄道と同社バスグループ4社は15日、福岡、北九州地区の一般乗合バス路線の上限運賃改定認可申請を国土交通省に行った。改定予定日は2024年1月。同グループの運賃改定は消費税率引き上げを除き、1998年8月以来約25年ぶり。

 改定は、少子高齢化やマイカーとの競合、アフターコロナにおける移動需要の縮小などで、2022年度のバス利用者数がコロナ禍前の19年度と比べ約2割減少し、バス事業の維持に必要な収入の確保が難しいため。一方、事業運営にかかる費用も年々増加傾向にあるとしている。

 上限運賃の平均改定率は19・88%。実際に利用者から収受する実施運賃の平均改定率は12%程度を予定。対キロ区間制の初乗りは現行170円が改定後210円、福岡都心部に適用する特殊区間制は1区190円が210円、2区以上240円が260円に値上げ。同1区の定期券(1カ月)は8550円が9450円となる。

 天神―博多駅間の都心エリアなどに設定する150円区間は現行を維持。シニア向け「グランドパス65」や学生向け「エコルカード」などの乗り放題定期券、フリー乗車券については価格改定を検討する。

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