茨城DC特別版 色とりどりの「茨城」
アウトドアに食、新しい旅 秋冬の魅力満喫
JRグループ旅客6社と、「いばらき観光キャンペーン推進協議会」が展開する「茨城デスティネーションキャンペーン」(茨城DC)が12月31日まで開催中だ。約250に上る特別企画と約80の地域イベントで、アウトドアや豊かな食、新たな旅のスタイルを提案している。バラエティー豊かな列車で茨城を巡り、多彩なコンテンツを楽しみながら秋・冬の茨城の魅力を堪能し尽くしてみては?
■懐かし塗装 5色そろう
常磐線E657系特急電車「フレッシュひたちリバイバルカラー車両」の5編成目となる「橙(だいだい)」色塗装が10月1日にデビュー。昨年12月から順次登場した「緑」「紅」「黄」「青」と合わせて全5色がそろった。
かつて特急「フレッシュひたち」として人気を呼んだE653系の5色のカラーリングをリバイバルする企画だ。10月28日に勝田車両センターで開催された撮影会には40人のファンが参加。5色がそろい踏みした圧巻の光景に、カメラのシャッターを切る音が盛んに響いていた。
■常磐・水郡線でサイクルトレイン
〝ときわ路サイクリング〟を列車がサポート――。12月17日までの土曜日・休日に、常磐線上野―土浦間の一部定期列車に「常磐線サイクルトレイン」を設定している。下りが上野発7時2分、7時53分、上りが土浦発17時、17時28分の計4本が対象。11~15号車に自転車をそのまま持ち込むことができる。
水郡線では、土曜日・休日の「水郡線サイクルトレイン」の対象駅を上菅谷―磐城石川間、同―常陸太田間の全31駅に拡大。イベント列車を除く全列車が対 象で、利用機会が格 段に広がった。
■食を楽しむ列車運転
「いばらきまんぷくトレイン」が10月28日、上野―高萩間(往路は宇都宮線・水戸線・常磐線経由、復路は常磐線経由)を走った=写真=。山や海の車窓と県内ご当地グルメを楽しむ趣向。車内では「創作いなり寿司」や「酒粕ミルクアイス」など12種類が振る舞われ、参加者が舌鼓を打った。12月16日にも催行する。
県内の酒蔵の日本酒を提供する「日本酒列車」も。水戸線水戸―結城間(今月23日)と水郡線水戸―常陸大子間(12月9日)で往復運転する。
■水戸駅で開幕団臨を歓迎
茨城DC開幕を記念し、10月1日には上野―水戸間で団体臨時列車「体験王国いばらき」号(E657系)、仙台―水戸間で同「体験王国いばらき なごみ」号(E655系)が走った。
水戸駅コンコースでは「体験王国いばらき」号の到着に合わせ、大井川和彦同県知事、喜㔟陽一JR東日本副社長・マーケティング本部長、タレントのデヴィ・スカルノさんら関係者約60人が小旗を振って歓迎。降り立った乗客約300人と手を振り合って開幕に花を添えた。
■北斗星に泊まろう!
筑西市のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」では、来年公開予定のエリア「ユメノバ」で、2015年8月に引退した寝台特急「北斗星」の個室寝台に先行して宿泊できる機会をDC期間中に計6日間設定。食堂車「グランシャリオ」で特別弁当を味わうぜいたくなひとときも体験できる。
◆茨城DCとは◆
茨城県でのDC開催は、1998年1~3月、2002年4~6月以来、21年ぶり3回目。同県、県内自治体、民間事業者などでつくる同協議会が実施主体となり県内全域で展開している。
キャンペーンのキャッチコピーは「体験王国いばらき」、サブコピーは「想像超え いばらき」。爆破体験ツアーや寝台特急「北斗星」車両の宿泊体験など、〝想像超え〟のとがったコンテンツを武器に誘客を図る。
県などはキャンペーンを通じ、茨城観光の存在感を高めて観光入込客数の増加と観光消費の拡大を図り、観光を切り口にした地域の経済活性化と持続性向上を目指す。
■ブランド肉、栗…旬の味覚に舌鼓
DCに合わせた新作駅弁も。「常陸牛のすき焼きと常陸の輝きの生姜焼き辨當」(1380円)=イメージ㊧=、「ダブル焼肉弁当」(同)は、いずれも黒毛和牛「常陸牛」と銘柄豚「常陸の輝き」を一度に味わえる品だ。DC期間限定の「秋限定 水戸印籠弁当 さつまいもごはん」(1300円)=イメージ㊨=は、県産サツマイモの炊き込みご飯と笠間の栗が食欲をそそる。水戸、勝田両駅のニューデイズなどで販売中。
駅弁以外にも、JR東日本グループのエキナカ商業施設などで県産食材を使った飲食メニューや加工食品などを提供中。旬の食材がうれしいスイーツや弁当をはじめ、秋シラスや常陸牛、日本酒などがそろう。首都圏では上野駅の「茨城産直市」などの催しで茨城の味覚をアピール。地元でも茨城の味や水戸黄門姿のSuicaのペンギングッズなどを展開している。
■便利にお得に旅を楽しむ
地域・観光型MaaS「ひたちのくに紀行」
観光周遊に便利な地域・観光型MaaS(マース)「ひたちのくに紀行」を来年3月31日まで展開中。昨年より規模を拡大し、県内9市1町を対象に観光情報や、交通・観光の電子チケットなど5種類のサービスを提供している。
DC記念「ときわ路パス」
県内の鉄道事業者5社による茨城DC記念「ときわ路パス」を、12月24日までの土曜日・休日に販売中。県内中心のフリーエリア内の普通列車普通車自由席が1日乗り降り自由に。大人2180円、子ども550円など、お得に茨城旅を楽しめる。
検索キーワード:JR東日本
3,626件見つかりました。
21〜40件を表示
-
2024.10.17 その他業種分類 コラム・企画類
墨滴 10月17日付
JR東日本グループのルミネが8月末、シンガポール中心部のショッピングセンター「Raffles City Singapore(ラッフルズシティ・シンガポール)」
-
2024.10.17 JR東日本 営業・事業・車両
JR水戸支社 「常磐線特急コーヒー詰合せ」を発売 パッケージに常磐線特急
JR東日本水戸支社は、サザコーヒーホールディングス(茨城県ひたちなか市)との連携で、「常磐線特急コーヒー詰合せ」を発売している。
-
2024.10.17 JR東日本 営業・事業・車両
JR大宮支社 「サフィール踊り子」と新旧踊り子号を並べた秋の早朝撮影会
JR東日本大宮支社は11月9日、東大宮操車場構内で特急「サフィール踊り子」と新旧踊り子号の計4編成を並べた秋の早朝撮影会を開催する。
-
-
2024.10.17 JR東日本グループ 営業・事業・車両
JR東日本商事 「Suicaのペンギン米」を発売
○…JR東日本商事は19日から、Suicaのペンギンと新潟ゆかりの鉄道車両がコラボレーションした新潟県産コシヒカリ「Suicaのペンギン米」を発売する。
-
2024.10.17 政府・省庁・鉄道運輸機構 式典・表彰
「鉄道の日」鉄道関係功労者大臣表彰
【鉄道業務精励関係】 大西晴彦(加森観光テイネ事業部索道部部長)▽木村章平(上越観光開発運営管理部上越国際スキー場スキー場技師長)▽松下裕一(札幌市交通局事業
-
2024.10.17 その他業種分類 記録・調査・統計
月間日誌 24年9月
【国土交通省関係】 国土交通省が日本鉄道賞表彰選考委員会による第23回「日本鉄道賞」の受賞者を発表=日本鉄道大賞はJR西日本の「特急『やくも』~沿線の文化・風
-
2024.10.17 JR東日本 予定・計画・施策
JR東日本 AIがエスカレーター歩行者を検知、注意喚起へ 大宮駅で実証実験
JR東日本は、エスカレーター利用時の事故防止を目的に、大宮駅で実証実験を行う。
-
2024.10.17 JR東日本 営業・事業・車両
JR新潟支社 SL夜間撮影、背面撮影を新設
JR東日本新潟支社は11月26日と27日、「SL C57 180 撮影会」と「SL“アフター5”撮影会」を新潟車両センター新津派出所、新潟統括センター新津乗務
-
2024.10.16 JR東日本グループ 予定・計画・施策
JR東日本クロスステーション みなかみ工場の屋根に太陽光パネル
JR東日本クロスステーション(JR―Cross)ウォータービジネスカンパニーは、二酸化炭素(CO2)排出量削減の一環として、自家消費型の「太陽光発電設備」を飲
-
2024.10.16 JR東日本 人事異動・組織変更
JR東日本秋田支社人事 10月15日付
JR東日本秋田支社(15日付) 東能代統括センター副長(弘前統括センター副長)伊藤悠▽弘前統括センター副長(秋田統括センター主務)齊藤諒介▽出向・JR秋田鉄道