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第64回東日本実業団対抗駅伝競走大会 JR東日本 「ニューイヤー駅伝」出場権を確定 6年連続19回目

2023.11.07
予選会を完走し、本大会出場権を確定させたJR東日本ランニングチーム。(写真はゴールする7区・曽根選手)

 「第64回東日本実業団対抗駅伝競走大会」が3日、埼玉県庁―熊谷スポーツ文化公園陸上競技場間(7区間、76・9㌔)で行われ、今大会限定のMGCシード権を有していたJR東日本(JR東日本ランニングチーム)は3時間49分22秒の15位で完走し、来年1月1日に群馬県内で開催される「第68回全日本実業団対抗駅伝競走大会」(ニューイヤー駅伝2024)の出場権を確定(6年連続19回目)させた。

 MGCシード権は、パリ五輪マラソン選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、10月15日開催)出場選手が所属するチームを対象に、男子は各地区ニューイヤー駅伝予選会に出場した場合、完走すれば本大会の出場権を与えるもので、東日本実業団対抗駅伝ではJR東日本はじめ8チームが権利を有していた。

 予選会には東日本エリアの企業などを中心とする36チームが出場。JR東日本はMGC出場の其田健也、作田直也、作田将希、横田俊吾の4選手を外し、1区(11・6㌔)米井翔也、2区(8・0㌔)ムソニ・ムイル、3区(16・5㌔)中山雄太、4区(9・5㌔)竹井祐貴、5区(7・8㌔)黒川翔矢、6区(10・6㌔)武 藤健太、7区(12・9㌔)曽根雅文の7選手を配置した。

 8時にスタートしたレースは、1区・米井がトップと10秒差の区間8位と健闘したが、2区インターナショナル区間でムイルが区間13位、3区中山も区間13位で総合12位まで後退した。

 中盤からの追い上げを図りたいJR東日本だったが、4区竹井が区間11位、5区黒川が区間14位、6区の武藤も区間17位と失速。最終7区の曽根も区間19位の苦しい走りとなったが、総合15位で完走した。優勝した富士通(3時間41分06秒)とのタイム差は8分16秒だった。

 レース後の報告会では、大島唯司監督が「この間、いろいろなことがあったが、きょうの7時59分までとても素晴らしいチームになったと確信した。結 果は至らずに終わったが、われわれは優勝を目指してきた。出場すればよいと思ったことは一 度もなく、きょうも自信をもって選手をエントリーした。しかし、この結果(15位)はしっかり受け止めなければならないし、選手たちも分かっている。ニューイヤー駅伝では絶対に結果を出す」などと述べた。

 チーム会長を務める喜㔟陽一副社長・マーケティング本部長は、選手をはじめ監督、コーチ、スタッフ、応援に駆け付けた役員・社員に謝意を表した上で、「きょうの結果を受け止めているのは選手はじめチーム関係者だが、全力を尽くして完走した選手には温かい拍手を送ってほしい。必ずやこのチームは皆さまの期待に応えてくれる。それぞれの職場で温かく激励し、次につながるようにお願いしたい。グループ含めて8万人以上の社員が後押ししている」などと激励した。

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