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JR東日本 稲城長沼駅で水素学習イベント 「HYBARI」公開に小池都知事視察

2024.06.11
記念式典に出席した(左から)伊勢副社長、深澤会長、小池知事、髙橋市長

 JR東日本は9日、南武線稲城長沼駅と周辺広場で水素学習イベント「水素でGO!未来のエネルギー『水素』を楽しく学ぼう!in稲城長沼駅」を開催した。2番線ホームでは水素ハイブリッド電車の試験車両FV―E991系「HYBARI(ひばり)」が東京都内に初めて乗り入れ、沿線在住の招待者に一般公開。小池百合子東京都知事が視察に訪れた。

 HYBARIは、水素と酸素から電気を作る燃料電池と、電気を蓄える蓄電池を搭載し、地球温暖化の原因の一つである二酸化炭素を排出せずに走行可能。2022年3月から同線川崎―登戸間と尻手支線、鶴見線で実証試験を実施している。

 小池知事は髙橋勝浩東京都稲城市長と共に、JR東日本の深澤祐二会長、伊勢勝巳副社長・イノベーション戦略本部長の案内で車内を見学。2番線ホームで記念式典が行われ、深澤会長は「HYBARIの一般公開はきょうが初めて。私どもが進めている『ゼロカーボン・チャレンジ2050』の大きなけん引役でもある。ぜひよくご覧になって未来を感じていただきたい」とあいさつ。

 小池知事は「水素エネルギーが広く使われるよう、皆さまと連携しながら東京都としても取り組んでいきたい。日々の都民の足を担う鉄道において、水素が活用されることを大変うれしく思う」と述べた。

 この日は駅前でサイエンスショーなどのステージイベントやワークショップも開かれ、親子連れらでにぎわいを見せていた。

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