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JR東日本 「オフピーク定期券」割引率拡大 新プロモーション展開 佐野勇斗さんを起用

2024.09.03
俳優の佐野勇斗さんを起用したポスター(イメージ)=JR東日本提供=

 JR東日本は、通常の通勤定期券より約10%割安な設定としている「オフピーク定期券」について、10月1日発売分から約15%引きに値下げするのに合わせ、2日から俳優の佐野勇斗さんを起用したプロモーションを開始した。同定期券の購入者向けに、同社グループのエキナカ商業施設の買い物特典なども充実させる。若い世代を中心に同定期券の普及を図り、企業の働き方改革を後押しして〝ウェルビーイング〟な社会づくりへの貢献を目指す。

 同定期券は、平日朝の通勤時間帯の混雑緩和を目的に、昨年3月18日にサービスを開始。利用者は着実に増加しており、今年1月には約20万人を達成した。6月末時点の購入率は約8・5%となっている。

 新プロモーションでは、「アリかも⁉オフピーク定期券」のキャッチコピーと佐野さんのビジュアルなどで制作したポスターを、首都圏エリアの駅で順次展開している。

 新たに制作した動画では、時差通勤がOKにもかかわらず周囲を気にして踏み出せない社員の心情を、同定期券を買った上司と部下とのコミカルな掛け合いで描いている。5日にリニューアルする同定期券のウェブサイトに動画や撮影の様子を追加し、公式ユーチューブチャンネルで公開する。

 14日からは、首都圏エリアでテレビCMを放映の予定。16日からは、山手線車内のトレインチャンネルや首都圏主要駅のデジタルサイネージでも順次、動画を放映する。

 オフピーク通勤をより快適にする施策として10月1~31日、同定期券のSuicaを同社グループ共通ポイント「JRE POINT」のウェブサイトへ登録するなど一定の条件の達成で、エキナカ商業施設の買い物がお得になるサービスや特典を用意する。

 ニューデイズの「NewDaysアプリ」に同定期券のSuicaID番号を入力して応募すると、抽選で5000人にカウンターコーヒー120円引きクーポンが当たる。ルミネでは抽選で500人にルミネ・ニュウマンで2000円以上の買い物時に利用できる「500円チケット」をプレゼント。商業施設「シャポー」「ビーンズ」は同500人にJRE POINTポイントを500ポイント、「アトレ」「アトレヴィ」「プレイアトレ土浦」は同300人に500ポイントを進呈する。

 シェアオフィス事業「STATION WORK」では同500人にSTATION BOOTH60分無料クーポンコード、フィットネスクラブ「ジェクサー・フィットネスクラブ」「ジェクサー・フィットネス&スパ」18店舗では全員に無料体験、JR東日本ホテルズは同500人に対象35ホテルで利用できる500円分のデジタルクーポンが贈られる。

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