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JR新潟支社 越後線石地駅をリノベーション

2023.11.16
モザイクアートなどが完成した石地駅の駅舎(JR新潟支社提供)

 外壁にモザイクアートなど

 JR東日本新潟支社が進めていた越後線石地駅のリノベーション工事が完成し、10日にオープニングセレモニーが開催された。

 柏崎地域の活性化と同駅開業111周年を記念するため、新潟工科大学(新潟県柏崎市)、同市立内郷小学校と連携し、「JR越後線石地駅111th anniversary リノベーションプロジェクト」を進めていたもので、新しく生まれ変わった駅名標や、駅舎外壁のモザイクアートなどがお披露目された。

 同駅は1912年に越後線柏崎―石地間が開業した際に設けられ、今年11月11日で開業111周年を迎えた。プロジェクトでは8回のワークショップを実施し、駅名標、窓枠、いす、モザイクアートのアイデア抽出やデザイン検討、制作を進めた。

 駅名標は、石地の山や川などの地形を表現し、駅名に児童が集めた石を詰め込んだ。ホーム先に見える景色を風景画のように鑑賞できる窓枠や、その景色を最適な視野角で見える位置にいすを配置。モザイクアートは、石地海岸と児童が駅名標制作のための石を集める様子をイメージしたデザインで、地域へのメッセージを掲出している。

 セレモニーには、リノベーションに携わった両校と同支社の関係者約50人が出席。駅名標、いす、窓枠とモザイクアートが児童の手で除幕されると、出席者や周辺住民から大きな拍手が送られた。

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