JR東日本など 使用済みプラスチックのリサイクル事業 川崎臨海部に首都圏最大級施設
JR東日本とJR東日本環境アクセス、JFEエンジニアリング(東京都千代田区)のグループ会社であるJ&T環境(横浜市鶴見区)の3社は、使用済みプラスチックリサイクル事業の新会社を設立し、川崎臨海部に首都圏最大級のプラスチックリサイクル施設を建設する。JFEエンジニアリングを含めた4社が9日に発表した。両グループは使用済みプラスチックの再資源化を通じ、脱炭素社会の構築と循環型社会形成への貢献を図る。
新会社「Jサーキュラーシステム」(川崎市川崎区、資本金9000万円)は、J&T環境とJR東日本、JR東日本環境アクセスが出資して昨年7月14日に設立した。代表取締役社長は中村佐三J&T環境常務執行役員・京浜事業本部本部長。出資比率は、J&T環境66%、JR東日本29%、JR東日本環境アクセス5%。
両グループが共同参画するリサイクル事業は、横浜市のJバイオフードリサイクル、仙台市の東北バイオフードリサイクルでの食品リサイクル事業(メタン発酵によるバイオガス発電事業)に続き3事例目となる。
新会社は、川崎市川崎区水江町にプラスチックリサイクル施設「Jサーキュラーシステム 川崎スーパーソーティングセンター」を建設する。敷地面積約2万7000平方㍍、建屋面積約1万8000平方㍍。昨年12月25日に起工式を行い、今月4日から建設工事を開始した。
新施設は、2025年4月の本格稼働を目指し、今年10月からケミカルリサイクル用原料製造施設(圧縮・固化)を先行稼働し、その後、高度選別設備を稼働する計画。首都圏最大級となる1日200㌧の使用済みプラスチック処理能力を有し、選別から再商品化まで一貫した事業を行う。
使用済みプラスチックのうち、未選別のものは揺動選別や光学選別でマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルの原料となる「ベール」や「樹脂原料」に、選別不要のものは「ケミカルリサイクル原料」に製品化。川崎エコタウン内に立地するリサイクル事業者との連携による「地域連携資源循環」と、JFEグループでのコークス炉化学原料利用などによる「広域連携資源循環」の構築を目指す。
また、川崎市や近隣自治体と共に「プラスチックにかかる資源循環の促進等に関する法律第33条(プラ新法)に基づいた再商品化計画」を作成して、プラスチックリサイクル一貫事業として国の認定を取得し、中間処理工程(選別・圧縮など)の合理化を図る。リサイクル原料の輸送については、船舶輸送などモーダルシフトを推進する。
3社の役割分担は、JR東日本は同社グループへの使用済みプラスチック収集指導、JR東日本環境アクセスは使用済みプラスチックの収集、J&T環境は計画立案などを受け持つ。投資額は両グループで約30億円。自治体や企業からの処理委託費など、3~4年で売り上げ規模26億円程度を見込む。
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