「JR東日本不動産株式会社」発足、設立式 領域拡大と回転型ビジネス加速
JR東日本グループの新会社「JR東日本不動産株式会社」(東京都新宿区、田﨑政史代表取締役社長、資本金10億円)が1日に発足し、JR東日本本社内で同日、設立式が開催された。同グループの社有地開発やマチナカの不動産取得・開発を行い、不動産事業の領域拡大と回転型ビジネスの加速を図る。
新会社は、東京圏や地方での社有地開発をスピードアップするとともに、新たにマチナカの不動産を取得・開発。「駅を中心としたまちづくり」の範囲を広げる一方、駅周辺部に限らない立地や物流施設などのさまざまなアセットタイプの不動産取得・開発にも挑む。2027年度までに社有地の開発とマチナカ不動産の取得を合わせて1000億円規模の投資を計画している。
これまでのグループにおける不動産事業の回転型ビジネスモデルに新会社の機能を加えることで、回転型ビジネスを加速させる。本社は新宿駅南口の「JR新宿ミライナタワー」内、社員数は約10人。
設立式には、田﨑社長をはじめ役員や社員、来賓としてJR東日本の喜㔟陽一社長、中川晴美常務・マーケティング本部長、竹島博行執行役員・同本部副本部長、髙木浩一執行役員・同本部まちづくり部門長が出席。
田﨑社長は「JR東日本不動産はJR東日本グループの不動産成長戦略の回転型ビジネスを促進させる。不動産取得をメインに、失敗を恐れず、明るく楽しく前向きにチャレンジしていきたい」と力強く決意表明。
喜㔟社長は「新しいビジネス環境の下で、皆さんがJR東日本グループの成長のエンジンとなることを大いに期待している」と激励した。
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