JR北海道・JR東日本首都圏本部 上野駅で「パンダの里帰り」イベント開催
JR北海道とJR東日本首都圏本部は1日、上野駅の開業140周年と小樽駅の開業120周年を記念して、上野駅中央改札外グランドコンコースで「パンダの里帰りイベント」を開催した。両駅の姉妹駅提携締結時に、友好の象徴として上野駅から小樽駅へ送られた「パンダのぬいぐるみ」が34年ぶりに〝里帰り〟を果たし、両駅長のトークセッションなどで節目の年を祝った。
上野駅は1883年7月28日、小樽駅は1903年6月28日の開業。32年竣工(しゅんこう)の現役の上野3代目駅舎と、34年竣工の小樽3代目駅舎の外観が似ていることや、88年に青函トンネルを通じて両駅が1本のレールで結ばれた縁から、89年5月15日に姉妹駅提携に調印し、小樽駅で調印式が行われた。
里帰りしたパンダのぬいぐるみ「友好のパンダ」は小樽駅へ贈呈後、同駅の旧駅長室に飾られているもの。イベントでは、ぬいぐるみと並び、提携締結に合わせて小樽駅から上野駅へ贈られ、同駅の貴賓室で保管されている「小樽のランプ」と同駅の模型「記念駅舎」も展示された。
トークセッションに登壇した伊藤美由紀小樽駅長と齊藤裕司上野営業統括センター所長・上野駅長は、それぞれの駅の特徴を「北海道を代表する観光地の玄関口にふさわしい堂々とした駅舎」(伊藤駅長)、「歴史を大切にしながら街に溶け込むような駅」(齊藤駅長)と紹介した。
両駅の友好関係について、伊藤駅長は「つながりの深い両駅が記念すべき年を一緒に迎えられてうれしく思う」、齊藤駅長は「これから小樽駅は130周年、上野駅は150周年に向け、これまで以上に絆を強くして歩んでいきたい」と述べ、関係のさらなる強化を誓った。
続いて、伊藤駅長から齊藤駅長へパンダのぬいぐるみが手渡され、この日限りの里帰りを祝った。
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