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ＪＲ首都圏本部　東京駅で「テロ等対応訓練」

2023.11.07 JR東日本 予定・計画・施策
車内で不審者に対峙する同本部社員ら（ＪＲ首都圏本部提供）

　ＪＲ東日本首都圏本部は２日未明、東京駅で「テロ等対応訓練」を実施した。実際に走行している在来線を使用して、車内でのテロ発生時の初動対応や、乗客の安全確保、警察機関との連携手順などを確認した。

　訓練には、同本部の社員、警察関係者ら計約１００人が参加。拳銃と刃物を使用した大量虐殺をほのめかすＳＮＳの投稿があり、丸の内警察署が同駅構内の巡回を強化していたと想定。京浜東北線神田―東京間を走行中の車内で不審者が刃物を振り回し、周囲の乗客がＳＯＳボタンを使用。運転士は直ちに非常ブレーキを扱い、東京駅ホームの途中で停車した。

　車掌がＳＯＳボタンを押した乗客と非常通報装置で通話したところ、刃物を振り回す乗客がいる旨の申告を受け、車外へ逃げるよう車内放送を実施。現地に到着した同駅社員が乗客らの避難誘導に当たった。その後、現場に駆け付けた警察官が不審者を取り押さえた。

　訓練終了後、北島正美同本部東京営業統括センター副所長・マネジメントオフィス業務統括は「実車を使用した訓練で、非常にリアル感があった。実際の現場でもＳＯＳボタンがしばしば扱われている。今回の訓練で警察からいただいた指摘やアドバイスも踏まえて、次の訓練や教訓につなげていきたい」と振り返った。

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