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JR横浜支社 鶴見線E131系新型車両を報道公開

2023.12.19
鶴見線で営業運転を開始するE131系の㊤外観㊦車内(JR横浜支社提供)

 JR東日本横浜支社は14日、鶴見線で24日から順次営業運転を開始するE131系新型車両(3両編成)を鎌倉車両センター中原支所(川崎市)で報道公開した。8編成24両を投入し、現在の205系を全て置き換えるとともに、来年3月16日のダイヤ改正から全線でワンマン運転を開始する。

 投入線区は鶴見線鶴見―扇町・大川・海芝浦間。車体はステンレス製で、車体幅は205系の2800㍉とほぼ変わらない2778㍉(ストレート車体)。1人当たりの座席幅は205系より約25㍉広い460㍉として低座面化し、座り心地を向上させた。

 デザインは外観が海をイメージしたスカイブルー。前面のドットは、かつて同線で活躍した歴代の車両カラーの茶色と黄色を採用し、これまでの歴史を表現している。室内の座席にも青色を用い、外観との統一を図った。

 車体前面と側面にはフルカラーの行き先表示器を備え、車内には1両当たり4台の17㌅大型ディスプレーを設置して情報提供を充実。バリアフリー化の推進では、各車両に車いすやベビーカー利用者向けのフリースペースを設け、優先席とともに分かりやすい配色とした。

 安全性・安定性の向上では、各車両に車内防犯カメラを設置するのをはじめ、非常通報装置は1両につき4カ所に増やし、セキュリティーを向上。車両側面には1両当たり4台のカメラを設置し、乗務員が運転台から利用者の乗降を確認する機能など、ワンマン運転に対応した機器を搭載する。

 3月16日のダイヤ改正までに全8編成を投入し、同日から全線でワンマン運転を開始する。

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