JR東北本部など 「Tohoku RICE TOKEN」推進
環境にやさしいバイオ炭使用
米・日本酒販売を推進
JR東日本東北本部とJR東日本情報システム(JEIS)、JRアグリ仙台(仙台市)、川口納豆(宮城県栗原市)、WWJ(WeWork Japan、東京都港区)、WONDERVOGEL(仙台市)は共同で、脱炭素社会実現への寄与に向けて、バイオ炭を使用して栽培した米・日本酒の販売と、その証明書のNFT(非代替性トークン)を消費者に届けるプロジェクト「Tohoku RICE TOKEN」の検証に取り組んでいる。
プロジェクトは、JR東日本グループ内外の事業者が連携した上で、本年度からJEIS主導で推進。デジタルトークンを活用した温室効果ガスの削減を目指す取り組みとなっている。
具体的には、燃焼しない水準に管理された酸素濃度の下で作られるバイオ炭を使用して栽培したササニシキと、同使用の酒米で製造した日本酒を販売。購入者には、炭素アクションの証しとなるNFTのお米のアート(証明書、20色からランダム)を発行する。これにより、温室効果ガスの削減のみならず、環境、農業や持続的な社会への関心を高めることにつなげる。
各社の役割分担は、JRアグリ仙台がバイオ炭を使用した米の生産・販売、川口納豆がバイオ炭の製造・日本酒の原料のバイオ炭使用の米の生産、JEISがNFTの技術検証など。
商品名は「環境にやさしいササニシキ米(2㌔)と川口納豆の日本酒(4合)セット」。販売期間は10月20日まで。4970円。200セット限定。申し込みはスマートフォンからのみ可能で、LINEアカウントも必要となる。受け取り期間は米が11月25~29日の10~17時、日本酒が来年9月中を予定する。
一般の人の受け取り場所は、フレキシブルオフィス「WeWork JR仙台イーストゲートビル」で、購入の際に発行されるNFTを現地スタッフに提示する。
今後については、バイオ炭の農地使用によるJクレジット(温室効果ガスの排出削減・吸収量の認証制度)への申請・認証を視野に入れている。
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