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JR東日本など E217系デジタルトレイン活用 鉄道古物販売の実証実験

2024.10.16
デジタルトレイン内の白丸マークをタップすると商品ページに遷移する(JR東日本提供)

 需要調査踏まえ実施 「2階建て」も

 JR東日本とJR東日本商事、KDDI(東京都千代田区)の3社は11日から、デジタル空間に横須賀・総武快速線のE217系車両の内部を再現した「デジタルトレイン」を活用して、座席や運転台部品などの鉄道古物を販売する実証実験を行っている。JR東日本が主催するオープンイノベーションのプラットフォーム「WaaS共創コンソーシアム」の取り組みの一環で、27日まで。

[[スマホで手軽に]] デジタルトレインは、KDDIの空間再現サービス「αU place」の技術を活用。今年2月に車内を歩く疑似体験の提供、鉄道古物販売の需要調査を行ったところ、多くのニーズが確認できたため、実際に販売することにした。

 今回は2階建てグリーン車のエリアを追加し、販売する部品を充実化。スマートフォンでデジタル空間にアクセスし、車両の内部を自由に移動しながら商品を探すことができる。

 気になる商品のマークをタップすると、通販ウェブサイト「JRE MALL」の「TRAINIART JRE MALL店」に遷移し、予約購入できる仕組みとなっている。商品到着は12月ごろの予定。

 また、デジタルトレインの操作性や要望などに関するアンケートに回答すると、同店で使える1000円引きクーポンを進呈する。

 実証実験を通して、デジタル技 術による鉄道古物販売の有用性やサービス内容について検証。継続的なサービスの実施や、デジタルトレインの鉄道古物 販売以外の用途についても検 討する。

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