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JR長野支社 「人身事故に関わるジャッキアップ訓練会」開催

2023.12.13
「人身事故に関わるジャッキアップ訓練会」(JR長野支社提供)

 しなの鉄道、長電も参加

 JR東日本長野支社は5日、長野総合車両センターで「人身事故に関わるジャッキアップ訓練会」を開催した。同支社の運転士指導、指令、車両検修の各担当社員をはじめ、警察や消防、しなの鉄道、長野電鉄の関係者ら計約70人が参加した。

 人身事故発生時に車両床下の負傷者を救出する際の車両のジャッキアップを通して、スムーズかつ迅速な復旧を行う目的。警察、消防の関係者を交えて毎年1回開催しており、今回初めてしなの鉄道、長野電鉄にも参加を呼び掛けた。

 開会式で、同支社鉄道事業部指令・サービス品質改革ユニットの中沢智宏ユニットリーダーが「いざジャッキアップが必要な事故が起きた際に備えて訓練を行うことが大切」とあいさつ。211系(3両編成)とキハ110系(1両)を使って車両構造などを説明した後、エアージャッキを使った車両のジャッキアップ、ジャッキダウンの作業を実施した。

 実際の作業で参加者は、各台車の軸箱の下にジャッキを設置してスムーズに上昇させる手順などを確認。終了後、消防関係者から「実際の車両を使用した訓練の機会がないので有意義」、鉄道各社の参加者からは「実際の行動や状態を確認しながらの訓練は、机上教育だけでは得られない」といった感想が聞かれた。

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