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JR東日本 東日本鉄道OB会「声かけ活動」新任シニアサポーター任命式

2024.02.16
任命式に出席した新任サポーターと深澤社長(前列中央)、中村会長(同右から2人目)ら

 JR東日本は14日、東日本鉄道OB会会員の有志が首都圏のJR主要路線を巡回し、自殺防止などに向けた「声かけ活動」を展開するシニアサポーターの新任者10人に対する任命式を、本社で開催した。

 シニアサポーター声かけ活動は、2011年から毎年3月の「JR東日本♥生きる支援の強化月間」に合わせて行っている取り組みの一環。同社の依頼で同OB会が人選し、同社がシニアサポーターに任命する。19年3月開始分からは通年で実施し、コロナ禍で中止した時期もあったが活動を続けている。

 23年度は3月から来年2月まで、新任の10人を含む92人のメンバーが、平日の13~16時に東京、横浜、八王子、大宮、千葉の各地方本部ごとに指定線区の各駅を2人1組で巡回。自殺防止や困っている利用者のサポートを目的とした声かけ活動を展開する。

 任命式には、深澤祐二社長、中川晴美常務執行役員・鉄道事業本部副本部長、丹羽健同本部サービス品質改革室長、同OB会の中村弘之会長、松本勲専務理事、金川一行事務局長と新任シニアサポーター9人(1人欠席)らが出席。

 深澤社長は一人ずつに任命の辞令を手渡した後、「ホームでの事故件数はコロナ禍前に戻ってきている。より安全で安心してご利用いただける鉄道をつくっていくため、ハードはもちろん、こうしたソフト面での取り組みを引き続き進めていきたい」とあいさつ。

 中村会長は「声かけ活動は鉄道OB会にとっても活動の大きな柱の一つ。体調を見ながら柔軟に活動してほしい」と呼び掛けた。

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