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JR東日本 東京駅に新1万円札のコンテ画 国立印刷局から贈呈

2024.07.17
贈呈式で記念撮影する百瀬駅長(左)と大津理事長

 国立印刷局(東京都港区)からJR東日本東京駅長に対して12日、新1万円札裏面にあしらわれている同駅丸の内駅舎のコンテ画が贈呈された。

 今月3日の新紙幣発行開始に際して、紙幣を製造している同局では、印刷の元となる「原版」を新たに作製している。原版は、工芸官と呼ばれる職員が金属板に特殊な彫刻刀で線を一本一本刻み込んで作るが、「コンテ画」はその前に彫刻のイメージを固めるために製作する絵。

 新1万円札は、表面に実業家・渋沢栄一の肖像、裏面には国の重要文化財で「赤れんが駅舎」として親しまれている同駅丸の内駅舎の図柄が入っている。

 この日は同駅長室で贈呈式が行われ、百瀬孝JR東日本常務執行役員・首都圏本部東京営業統括センター所長・首都圏本部東京駅長、大津俊哉同局理事長が出席。大津理事長がコンテ画の説明を行った後、同駅長に額に入った同駅舎のコンテ画のレプリカを手渡した。

 あいさつに立った百瀬駅長は「新1万円札に東京駅を印刷していただき、グループ会社を含めて駅で働く社員は非常に喜んでいる。誰もが新札を目にする、手にする中で、誰からも愛される駅にするため、新たな魅力や感動を発信できるように頑張っていきたい」と述べた。

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