JR東日本 北陸新幹線金沢―敦賀間開業 魅力を訴求するプロモーション展開
JR東日本は9日から、3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間延伸開業に合わせ、同区間の魅力を訴求する流動促進プロモーションを展開する。各駅構内にインパクトのある「福井・加賀へ一直線」ポスターを掲出するとともに、北陸の特産品を販売する物産展の開催や、同社グループのアトレでの買い物で割引クーポンが当たるキャンペーン、えきねっと会員限定の割引きっぷなどを用意し、延伸開業を盛り上げる。9月中旬まで。
各駅で掲出するポスターは、福井県の観光素材として「恐竜」「東尋坊」、加賀エリアは山代温泉の古総湯を採用。中央にE7系車両と、恐竜の「ギャオオオオ――ン」、山代温泉の「チャポオオオ――ン」など大きく伸びたオノマトペを配し、視覚的に強く「一直線」を表現している。
さらに、福井県の魅力を伝える動画「家族で福井に行こう篇」(15秒と30秒)と、東京駅社員が福井県を訪れて観光地やグルメなどを紹介する「駅社員が福井の魅力を発信篇」(15秒と45秒)を制作。各駅や車内の「トレインチャンネル」などで放映する。
また、首都圏の駅で恐竜を感じてもらおうと、「恐竜と一緒に写真が撮れるベンチ」を品川(今月16~20日)、横浜(3月5~11日)に設置。横浜駅では今月から3月にかけて、床や階段、柱に恐竜のラッピングを実施する。川崎駅構内では3月11~24日に北陸エリアの〝ポスタージャック〟を行う。
9日には特設ウェブサイトを開設し、ポスターや動画で紹介しきれない北陸エリアの多彩な魅力を紹介する。
「北陸物産展」は、池袋(あす8日まで)、大宮(15~21日、3月4~11、16~31日)、上野(3月16~18日)、川崎(同~24日)、品川(3月26日~4月2日)の各駅で開催する。
JR東日本スポーツが運営する「ジェクサー・フィットネス&スパ」では3月8日から、四谷、大井町など対象21店舗で「福井物産展」を2週間程度開催。スパエリアでは福井県産の入浴剤を使用し、サウナエリアでは同県産の生木を使用した香りの演出を行う。
このほか、3月1~31日に「アトレでお買物して北陸の旅をおトクに!」キャンペーンを実施。「JRE POINT」ウェブサイトからエントリーし、アトレの対象店舗で同ポイントがたまる買い物を1万円以上すると、抽選で30人に北陸エリアへの旅行に使える「JR東日本びゅうダイナミックレールパック」割引クーポン3万円分を進呈する。キャンペーンの売り上げの一部は、能登半島地震被災地への義援金として寄付する。
割引きっぷは、運賃と料金が30%引きになる新幹線eチケットサービス限定商品の「新幹線eチケット(トクだ値14)」と、同10%引きになる「同(トクだ値1)」を用意。北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の普通車指定席が対象で、東京―敦賀間が1万1310円など。
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