ジェフ千葉 09シーズン以来のJ1復帰へ 新体制を発表
サッカーJリーグのジェフユナイテッド市原・千葉(ジェフ千葉)は13日、千葉市のユナイテッドパークで2024年シーズンの新体制発表会見を開催した。席上、チーム運営会社ジェフユナイテッドの島田亮社長や小林慶行監督が09年シーズン以来のJ1復帰に向けて意気込みを語った。会見の様子はクラブ公式ユーチューブチャンネルでライブ配信された。
ジェフは小林監督就任1年目の昨季、当初は積極的なプレスとカウンターを軸に、後方でのビルドアップで主導権を握り前方へと展開するサッカーで挑んだが、決定力不足を露呈。開幕戦こそ勝利したものの第2節から第9節まで未勝利で、一時は21位に低迷し、前線からのプレスを控えて自陣でブロックを形成するスタイルへの変更を余儀なくされた。
その後、シーズン折り返しのあたりからチーム状態が上向き、再びプレスの強度を高めた。さらにFC今治から途中加入したFWドゥドゥが攻撃を活性化させ、第31節から第37節まで7連勝を達成し5位に浮上。最終的に6位でフィニッシュしたが、J1昇格プレーオフは準決勝で東京ヴェルディに惜敗しJ1昇格を逃した。
今季はFW林誠道(ツエーゲン金沢)、MF横山暁之(藤枝MYFC)、MFエドゥアルド(ジュビロ磐田)、GK高木和徹(東京ヴェルディ)が完全移籍、DF岡庭愁人(FC東京)とGK青嶋佑弥(栃木SC)、パリ五輪を目指すU―22日本代表GK藤田和輝(アルビレックス新潟)が期限付き移籍、新卒でDF久保庭良太(立教大学)が加入し、下部組織のジェフU―18からDF谷田壮志朗が昇格した。
さらに、昨季からジェフに期限付き移籍していたFW田中和樹(京都サンガF.C.)を完全移籍で獲得し、ヴァンラーレ八戸に期限付き移籍していたFW佐久間太一が復帰。一方、FWブワニカ啓太、FW櫻川ソロモン、MF末吉塁、MF見木友哉、DF新井一耀、DF西久保駿介、GK新井章太らがチームを離れ、FC東京から育成型期限付き移籍していたMF西堂久俊の移籍期間が終了。契約満了で退団したMF福満隆貴はJFL(日本フットボールリーグ)のヴェルスパ大分へ移籍した。
会見の冒頭、島田社長が「今季は小林監督が追求するサッカーを具現化できる選手がそろった。J2リーグ優勝とJ1昇格を目標に、クラブ一丸となって頑張っていきたい。さらに、平均観客動員数1万人超えを目指すとともに、引き続き地域密着を軸に取り組みを進め、育成分野の強化にも力を注ぎたい」とあいさつした。
鈴木健仁ゼネラルマネージャーは昨季の振り返りや今季の補強の狙いなどを説明。2年目の指揮を執る小林監督は「J2優勝は簡単なことではないが、フロントや地域の方々、ファン、サポーターの皆さんの力をお借りして、チャレンジャーとして戦っていきたい」と決意を示した。この後、新加入選手が抱負を語った。
24年シーズンのオフィシャルパートナーには、出資会社のJR東日本、古河電気工業と富士電機、新昭和、三井化学、エスエスケイ、JR東日本グループの千葉ステーションビルとJR東日本クロスステーションの8社が名を連ねている。
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