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JR東日本 「JR東日本スタートアッププログラム2023」秋発表会

2024.06.10
各賞を受賞した事業者(JR東日本スタートアップ提供)

 JR東日本とJR東日本スタートアップは6日、ベンチャー企業などと協業して新たなサービスを実現する「JR東日本スタートアッププログラム2023」の秋の採択企業による「DEMO DAY」(発表会)をオンラインで開催した。8件の採択案件の中から、総合グランプリのスタートアップ大賞はePARAの「バリアフリーeスポーツを起点とした共生社会の実現」が輝いた。

 同プログラムは、ベンチャー企業や個人から、JR東日本の駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現する枠組み。2017年度にスタートし、今回が9回目。

 募集では「地域共創」「デジタル共創」「地球共創(SDGs)」の3テーマを掲げ、寄せられた116件の提案の中から書類・プレゼン審査を経て8件を採択した。

 発表会には、柴田裕JR東日本スタートアップ社長、審査員としてJR東日本の伊勢勝巳副社長・イノベーション戦略本部長、伊藤敦子常務・グループ経営戦略本部長、竹島博行執行役員・マーケティング本部副本部長や社外審査員らが参加。各発表者は会社の概要や取り組み、JR東日本グループとの協業プランなどについてプレゼンテーションを行った。

 ePARAのプランは、eスポーツを起点に障がいの有無にかかわらず就労・交流できる機会創出の取り組みとして、障がいのある選手が講師を務めるeスポーツスクール、障がい者が自らの夢を発表する逆求人イベントなどを開催し、共生社会の実現・拡大を目指すもの。

 表彰に際して、伊勢副社長は「eスポーツを通して、障がいのある方と企業のマッチングや雇用が広がっていくように、取り組みを進めていただければと思う」と述べた。

 このほか、優秀賞に「熱狂ファンを抱えるVTuberネットワークによる推し活×地方創生プロジェクト」(any style)、審査員特別賞に「高輝度蓄光素材による鉄道設備の視認性向上および新たな価値創造」(humorous)が選ばれた。

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