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JR新潟支社 「SLばんえつ物語」運行開始25年 新津駅で出発式

2024.05.08
25周年ヘッドマークを装着したC57180号機(JR新潟支社提供)

 往年の雰囲気に 記念ヘッドマーク掲出

 JR東日本新潟支社は4月29日、「SLばんえつ物語」(磐越西線新津―会津若松間)の運行開始25年を記念して、新津駅3番線ホームで出発式を開催した。多くの人が見守る中、お披露目された25周年のヘッドマークを掲出したC57180号機が力強い汽笛を響かせて動き出した。

 同列車は1999年4月29日、沿線の観光活性化や新潟―会津地方の広域観光、交流促進の一環としてデビュー。同機が12系客車7両をけん引する。本年度の定期運転は4月6日~9月29日の土曜日・休日50日間。全車指定席。

 25周年特別企画として、同機の一部エクステリアを変更。正面の煙室ドアハンドルや給水温め機、側面の空気圧縮機などの部品・金具類を、これまでの金色から黒色に変えて往年の雰囲気を演出する。

 出発式には、同支社の和田佳史地域共創部長、神田成弘新潟営業統括センター所長・新潟駅長、松田千春同センター副所長・新津駅長、中島宏明新津運輸区長、来賓の長崎忍新潟市秋葉区長、前田正実磐越西線SL定期運行推進協議会会長、野本一郎新津商店街協同組合連合会理事長らが出席。

 和田部長は「運行開始25周年に合わせてC57は装いも新たになり、往年の雰囲気になった。この列車に乗って磐越西線の美しい景観をお楽しみいただきたい。SLが森と水とロマンの旅に皆さまをいざないます」とあいさつ。

 続いて、新津第一小学校SLサポーターズの児童5人から機関士、車掌、メンテナンス担当者に花束が、機関士から児童にヘッドマークが贈呈された後、松田駅長と同サポーターズによる出発合図で列車を送り出した。

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