JR水戸支社 イベント専用列車「E501 SAKIGAKE(さきがけ)」11月23日デビュー
E501系電車リニューアル グルメ楽しむテーブル設置
「梅」イメージしたカラー
JR東日本水戸支社は25日、常磐線や水戸線で使用しているE501系電車1編成(5両)をリニューアルしたイベント専用列車「E501 SAKIGAKE(さきがけ)」を11月23日から運用開始すると発表した。両線を中心に地産品を楽しむイベント列車などとして運行する。
愛称の「さきがけ」は、水戸市の偕楽園や弘道館のシンボルである梅が天下に先駆けて春を告げる花として知られることにちなむ。同列車が時代の先駆けとして、多くの人が新しい体験や特別な時間を過ごせる場となる願いを込めて命名した。
外装は、紅梅や白梅を思わせる紅、灰桜、白の3色のカラーリングで、紅梅、白梅と、刀の柄の糸巻きをイメージしたデザインを採用した。側面のロゴタイプは、刀を一文字に振り払う「一閃(いっせん)」をイメージしたシャープな意匠と、白梅の中心に水戸の「水」の文字をアスタリスクとしてあしらった小さな光る星をデザイン。ヘッドマークや先頭車側面のシンボルマークにも星を取り込んでいる。
5両のうち中間3両を旅客用として使用する。車内には飲食を楽しめるテーブル42基と、提供するドリンク用の冷蔵庫2台を設置している。
水戸線水戸―結城間の「水戸線地酒列車」としてデビューの予定。車内で蔵元の関係者による解説を聞きながら、地酒の飲み比べやおつまみなどを楽しむ。水戸発、結城発の2コース(各90人募集)で、旅行代金はいずれも大人5500円。きょう27日12時30分から通販ウェブサイト「JRE MALL」の同支社販売ページで販売する。
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