JR東日本 株主向けイベント 水戸エリアの取り組み伝える
JR東日本は1日、株主向けのイベント「株主懇談会~水戸エリアでの地方創生の取組み」を開催した。「笠間栗ファクトリー」(茨城県笠間市)や内原設備訓練センター(水戸市)の見学をはじめ、小川一路執行役員・水戸支社長・同支社鉄道事業部長らとの懇談会を通して、株主との間でコミュニケーションを図った。
株主懇談会は、同社管内の各地に在住する株主と対話の機会を生み出すために各支社で実施するもので、昨年8月の新潟支社に続き2回目。今回は水戸エリアを中心に25人の株主が参加した。
参加者は常磐線友部駅から貸切バスで移動。同支社などが設立した笠間栗ファクトリーでは、設立の背景や狙いなどを事業戦略と併せて紹介。株主らは栗ペーストの製造工程や特徴の説明を聞き、試食も行った。
内原設備訓練センターでは、VR(仮想現実)などの社員教育用機材や教育映像の見学・視聴を実施。線路閉鎖工事、停電工事、列車防護の各訓練などについて理解を深めた。
水戸市の同支社ビルで行われた懇談会では、小川支社長が支社の概要や営業施策、現場社員発意の取り組みなどを紹介。支社幹部らを交え、地域創生に関する取り組みや利用の少ない線区の活性化プロジェクトなどについて、車座で意見交換を行った。
参加した株主からは「普段は目にする機会のない訓練で、日々の安全を保つ努力が行われていることが分かった」「茨城の地域創生の取り組みや人口減少対策を理解できた」といった声が寄せられた。
同社は今後も博物館、工場、発電所、研修施設といった施設見学や、グループ会社を含めた各種株主イベントを開催する予定で、株主とのコミュニケーション機会の増加を図る。
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