JR東日本 「グループ経営戦略本部品川・大規模プロジェクト推進部門」「鉄道事業本部モビリティ戦略部門」「安全企画部」「サービス品質改革部」の発足式
社内関係機能を最適化 社会にさらなる貢献へ
JR東日本は21日、20日付で発足した「グループ経営戦略本部品川・大規模プロジェクト推進部門」「鉄道事業本部モビリティ戦略部門」「安全企画部」「サービス品質改革部」の発足式を本社内のJRホールで開催した。大きな環境変化が見込まれる中、社内の関係機能の最適化により、モビリティ事業と生活ソリューション事業のパフォーマンスを高めるのが目的。サステナブルな成長や企業価値の向上により、社会へのさらなる貢献を目指していく。
グループ経営戦略本部品川・大規模プロジェクト推進部門は、大規模開発案件や大規模輸送改善などのプロジェクトを戦略的に推進するため、関係する機能を集約。モビリティと生活ソリューションのビジネスを一体的に推進することにより、シナジーを発揮し、成長戦略を推進していく。「品川プロジェクト推進」「大規模プロジェクト推進」「ターミナルプロジェクト推進」「都市計画・エネルギー・企画」の各ユニットを設置する。約50人体制。
発足式には、喜㔟陽一社長、伊藤敦子常務・グループ経営戦略本部長、中川晴美常務・マーケティング本部長、髙橋武常務執行役員・グループ経営戦略本部品川・大規模プロジェクト推進部門長らが出席。
喜㔟社長は「特にこだわったのが開発ではなく推進ということ。『変革2027』で掲げる三つのステージのうち、『都市を快適に』を推進してほしい。皆さんの創意とスピード感、一致団結した大きな力で東京圏を大きく変え、世界に向けてわれわれの志を大きく発信していこう」と激励。
髙橋部門長は「枠を飛び越え、外に出よう。部門の全てのプロジェクトに興味・関心を持って関与・推進し、価値を高めてほしい」と呼び掛けた。
鉄道事業本部モビリティ戦略部門は、グループ経営戦略本部と鉄道事業本部内の各部門にある戦略機能を集約。鉄道を中心としたモビリティの成長戦略を描くことで、サステナブルな事業運営を目指す。約40人体制。
発足式には、喜㔟社長、渡利千春副社長・鉄道事業本部長、富川隆鉄道事業本部モビリティ戦略部門長らが出席。喜㔟社長は「時間軸を意識しながら一つ一つの戦略を具体化し、融合と連携を進める視点でグループ全体の利益になる価値を生み出してほしい」とあいさつ。渡利本部長は「世の中の変化に対応できる組織を皆さんのリードでつくってほしい」、富川部門長は「モビリティだけでなく、社内のさまざまな部門との融合と連携をハブとなって進めていく」と述べた。
安全企画部、サービス品質改革部は、モビリティを主体として培ってきた安全レベル・サービス品質向上の機能を生活ソリューションにも拡大し、グループ全体の安全レベル・サービス品質向上を目指す。安全企画部は約40人、サービス品質改革部は約30人体制。
両部の合同発足式には、喜㔟社長、内田英志常務・鉄道事業本部副本部長、木村法雄常務執行役員・鉄道事業本部副本部長、丸山正樹執行役員・安全企画部長、丹羽健サービス品質改革部長らが出席。喜㔟社長は「お客さま視点、ヒト起点で組織に横串を刺し、安全とサービスのレベルを上げてほしい」と要請。
安全企画部を所管する内田副本部長は「答えは全て現場にある。皆さんと一緒に安全をつくっていきたい」、サービス品質改革部を所管する木村副本部長は「グループ全体を巻き込み、職場の環境を良好にするために取り組んでいきたい」と述べた。
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