東日本鉄道文化財団「JR East フェローシップ研修」の研修生 深澤JR東日本会長を表敬
東日本鉄道文化財団が国際交流事業の一環として行っている本年度「JR East フェローシップ研修」の研修生一行が19日、JR東日本本社を訪れ、同社の深澤祐二会長を表敬訪問した。
同研修制度は1993年度にスタート。同財団がアジア諸国の鉄道の若手幹部候補生を招聘(しょうへい)し、鉄道の経営や技術、人材育成などに関する知識の習得、JR東日本社員をはじめとした日本人との交流を通じて、日本の社会や文化に触れる機会を提供している。
本年度の研修生は、タイ国鉄1人、マレーシア・マレー鉄道2人、ベトナム鉄道1人、モンゴル・ウランバートル鉄道1人、インドネシア鉄道2人、フィリピン国鉄1人の合計8人。今月10日に来日し、これまでに同社の事故の歴史展示館の見学、日本語研修などを実施している。同研修制度開始からの参加者は延べ241人となる。
この日は、深澤会長をはじめ、喜㔟陽一社長、三宅俊造常務執行役員・国際事業本部長、同財団の清野智会長、田浦芳孝理事長らが、研修生一行を迎えた。
深澤会長はあいさつで「当社の安全の取り組みや、各分野で新しい技術をどう取り入れているかを見ていただきたい。短い期間だが、学び、楽しんでほしい」と激励。
喜㔟社長は「JR東日本をより深く理解する機会にしていただきたい」、清野会長は「国の発展の上で不可欠な鉄道のために頑張られている皆さんを迎えられてうれしく思う。仕事の面で取り組むだけでなく、日本もぜひ味わってください」と述べた。
研修生は、同社の概要研修などを受けた後、10月7日からコース別研修に入る。11月14日に研修成果報告会を行い、16日に帰国する予定。
■田浦芳孝(芳=草冠は十十)
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