JR東日本 上野駅に大型サイネージやイベントスペース 24日開業
JR東日本は24日、上野駅広小路口駅前広場に大型サイネージ「上野広小路口ビジョン」とイベントスペース「ポレイア広場」、同広場横にシェアサイクルポート、13番線ホームの壁面にデジタルアート映像を投映する「PLATFORM13」(一部)を開業する。駅を「交通の拠点」から「つながる暮らしのプラットフォーム」へと転換を図る「Beyond Stations構想」の一環。「文化創造 HUB」をコンセプトに、グループ経営ビジョン「変革2027」に掲げる「心豊かな生活」の実現を目指す。
上野駅は同構想のモデル駅。同社は昨年6月、同駅と秋葉原、新宿の3駅で今冬から順次、大規模サイネージを整備すると発表。駅ならではの「没入」できる「イマーシブなメディア空間」を創出し、駅の価値増幅を図るとしていた。
上野広小路口ビジョンは、約50平方㍍(高さ5㍍×幅9・5㍍)の巨大L字形サイネージで、3D映像と音声を組み合わせた迫力ある演出を展開する。同ビジョンの象徴キャラクターとして、上野の街で愛される「パンダ」をリアルに再現。開業記念では松竹(東京都中央区)と連携し、「歌舞伎」を演じるパンダの3D映像を制作、放映する。
また、東京都のキャップ&トレード制度などを活用して、二酸化炭素(CO2)排出量(年間274㌧)を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用する。
ポレイア広場(約140平方㍍)には、給排水設備や電気設備を整備。同ビジョンで放映される映像と連動したイベントや、キッチンカーによる販売などに幅広く活用できる。駅の新たなシンボルとして「UENO」の文字をあしらったオブジェを設置し、同駅舎のファサードや同ビジョンと1画面に収められるフォトスポットとして利用できる。
シェアサイクルポートは、OpenStreet(東京都港区)と連携し、シェアサイクル「HELLO CYCLING」44台分のラックを設置。同駅を拠点にした地域の回遊性向上に寄与する。
一方、PLATFORM13は、全長約100㍍の13番線地平ホーム壁面のおよそ4分の1に当たる約25㍍分を先行開業(全面開業は5月を予定)。同社が包括連携協定を締結している東京藝術大学(東京都台東区)などと協力して、デジタルアート作品を投映し、気軽に芸術に触れ合える機会を提供する。
検索キーワード:JR東日本
3,626件見つかりました。
3621〜3626件を表示
-
2023.10.18 JR東日本 予定・計画・施策
JR盛岡支社など 花輪線荒屋新町駅事務室で写真展示会
JR東日本盛岡支社と岩手県八幡平市は29日、花輪線荒屋新町駅事務室で、沿線の写真や同駅に関係する物品などを紹介する展示会を開催する。
-
2023.10.18 JR東日本 営業・事業・車両
JR首都圏本部 「ハチ公 生誕100年記念入場券」を発売
JR東日本首都圏本部は11月11日10時から、「ハチ公 生誕100年記念入場券」を発売する。