JR東日本 中央快速線・青梅線「グリーン車お試し期間」始まる
JR東日本は13日、来年春の中央快速線・青梅線グリーン車サービス開始に先立ち、グリーン車を連結した12両編成の電車にグリーン料金不要で乗車できる「グリーン車お試し期間」を始めた。同日からは3編成が運行し、初日は始発駅から満席となるなど、利用者の関心の高さをうかがわせた。
グリーン車の運転区間は、中央快速線東京―大月間(E233系のみ)と青梅線立川―青梅間(中央快速直通列車のみ)。東京方から4、5両目に組み込み、1編成10両から12両になる。来年3月上旬までに全57編成に導入する。
サービス開始まではお試し期間として、グリーン料金不要(普通車扱い)で快適な乗り心地を体験できる。「JR―EAST FREE Wi―Fi」などは利用不可。10両編成と12両編成が混在するが、利用日に駅の発車案内表示やJR東日本アプリの列車走行位置で確認でき、列車走行位置ではグリーン車の利用状況も表示される。
13日の一番列車は、下りが5時15分高尾発大月行き、上りが5時26分豊田発東京行き。10時17分高尾発東京行きでは、入線前から4号車と5号車の停止位置の前に数十人の行列ができ、乗車開始と同時に180席は満席となった。グリーン車の前や座席で記念撮影する姿も見られた。デッキにも多くの人が立ち、高尾を発車した。
同社八王子支社の山口大樹鉄道事業部モビリティ・サービスユニット(設備工事・グリーン車導入推進)副長は「長い期間をかけて準備してきたグリーン車の快適な空間をご利用いただければ大変うれしい。多くのお客さまが待ち望んでいたことを実感でき、それに応えていけるよう、より良いサービスの提供に努めたい」と述べた。
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