JR東日本 秋葉原駅・大型サイネージと商業空間一体化 駅型ショールーミングスペースを開業
JR東日本とジェイアール東日本企画(jeki)は4月1日、秋葉原駅中央改札外で開発を進めていた駅型ショールーミングスペース「AKIBA〝CAP〟(アキバキャップ)」を開業する。jekiの大型サイネージとJR東日本の商業空間が一体となった、グループ初の「駅型ショールーミングスペース」が誕生。大型サイネージのコンテンツ放映と、駅利用者が商品・サービス・XR(クロスリアリティー)などを体験・購入できるリアルなスペースを連動させることにより、企業や商品の世界観をより深く体験でき、新たな発見につながる場となる。
同駅はJR東日本が進める「Beyond Stations構想」のモデル駅。昨年6月、上野、秋葉原、新宿の3駅で大規模サイネージを整備し、駅ならではの「没入」できる「イマーシブなメディア空間」を創出し、駅の価値増幅を図ると発表していた。
アキバキャップは中央改札外正面に立地。約60平方㍍(高さ1・9㍍×幅31・7㍍)の大型湾曲サイネージの下に、物販、飲食、イベントが可能な約150平方㍍の商業空間を設ける。
大型の湾曲サイネージ(帽子=キャップ)を冠した商業空間(顔=フェース)が名称の由来。東京都のキャップ&トレード制度などを活用して、二酸化炭素(CO2)排出量(年間182㌧)を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用する。
第1弾の出店者として、スマートフォンゲームなどを手掛けるYostar(東京都千代田区)が「Yostar OFFICIAL SHOP JR秋葉原駅店」を同日から1年間の予定でオープン。店舗でのグッズ販売やサイネージでの同駅限定CM放映をはじめ、JR東日本の協力で中央改札の改札口入り口標・改札口出口標に「Yostar改札」の表示が追加される。
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