JR盛岡支社 「ひなび(陽旅)」の車内を「成島和紙」を使用したランプシェードで彩る
JR東日本盛岡支社は2月17日から、昨年12月にデビューした新観光列車「ひなび(陽旅)」の車 内に、釜石線沿線の岩手県花巻市東和町とコラボレーションして、地元に受け継がれている伝統工芸品「成島和紙」を使用したランプシェードを設 置する。3月31日まで展開中の「しあわせな予感♥いわて冬旅キャンペーン」に合わせた企画で、同日まで設置する。
成島和紙は、東和町で生産されている和紙。クワ科の楮(こうぞ)の皮を原料とし、アジサイ科の「ノリウツギ」の粘りを混ぜ合わせて作られる。同町の成島地区で和紙の製造が始まったのは江戸時代の1661年(寛文元年)以前とされ、350年以上の歴史がある。藩政時代には、盛岡藩の御用紙として広く愛された。
現 在は、花巻市指定無形文化財に指 定されており、成島和紙生産組合がその技 法を受け継いでいる。成島和紙工芸館(同 市)では紙すき体験ができる。釜石線土沢駅からタクシーで10分。
ランプシェードは3種類用意し、1号 車(グリーン車)の展望 室と各ボックス席、2号車(指定席)は展望室に設置。やさしく照らす明かりが観光列車の車内を彩る。
期間中の運転日は、2月17、18、23~25日、3月2、3、9、10、16、17、30、31日の計13日間。運転区間は東北線盛岡―花巻間と釜石線花巻―釜石間。
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