JR東北本部 山形県のさくらんぼを起点 地域活性化で各種取り組み
産直市や旅行商品展開
JR東日本東北本部は、同社と山形県が開催している「山形県春の観光キャンペーン」を契機として、同県のさくらんぼを起点とした地域活性化を図ろうと、16日まで上野駅中央改札外グランドコンコースで「山形産直市」を開催するとともに、さくらんぼの朝摘み収穫体験付きの旅行商品をインターネットサイトで発売している。
山形産直市では、さくらんぼを中心とする山形県の旬の商材・加工品・銘菓・日本酒などの販売や、地域情報発信を行っている。運営はJRアグリ仙台。14日は、山形新幹線「つばさ138号」(山形発11時、上野着13時41分)による荷物輸送サービス「はこビュン」を活用し、旬のさくらんぼ、アスパラガスも販売する。
さくらんぼの朝摘み収穫体験付き旅行商品は、DMC天童温泉(山形県天童市)、JR東日本びゅうツーリズム&セールス(VTS)東北・北海道統括支社と連携し、「ほほえみの宿 滝の湯」(同市)への宿泊、山形牛ステーキの和洋食コース(夕食)や、地域、農業への関心を持ってもらう観点からさくらんぼの朝摘み収穫体験(送迎付き)をセットした。値段は東京発・1室2人利用大人1人5万5000~6万9000円。
このほか、同本部、JR東日本グループの仙台ターミナルビル、ジェイアール東日本企画仙台支社ではきょう14日まで山形県東根市内で、同県、全国農業協同組合連合山形県本部、JTBの3者による「農作業受委託モデル事業」と連携し、日本航空東北支社とともに人手不足が課題となっているさくらんぼの収穫作業、選別などの農作業現場を支援している。
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