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ＪＲ東日本　株主向け限定イベント　信濃川発電所などの特別見学

2024.09.27 JR東日本 予定・計画・施策
信濃川発電所千手発電所を見学する参加者（ＪＲ東日本提供）

　参加者　企業理解深める

　ＪＲ東日本は１９、２０日、株主向けの限定イベントとして、信濃川発電所（新潟県十日町市、小千谷市）などの特別見学を開催した。信濃川から取水し、発電利用後に信濃川に水が戻るまでの一連の流れを分かりやすく伝える行程を設定し、参加者は企業理解を深めた。

　同発電所などの特別見学は、昨年１０月に初開催したところ好評だったことから、本年度は２日間の日程で開催。当選倍率は約５０倍に上った（昨年度は約３０倍）。１９日は１４組２３人、２０日は１３組１９人が参加した。

　参加者は、上越新幹線越後湯沢駅からバスで移動。開催中の「大地の芸術祭　越後妻有アートトリエンナーレ２０２４」の作品が設置されている飯山線土市駅では、地域との共創の取り組みについて説明を受けた。

　信濃川発電所の各種施設では、宮中取水ダムから順に見学。千手発電所に水を送る前の水量を調整する浅河原調整池の構造や、魚道整備など河川環境と水利用の調和への取り組みについて理解を深めた。千手発電所では、浅河原調整池から送られた水がどのように発電を行い送電するか、使用した水をどのように信濃川へと戻すかなどの構造について、ガイド役の社員が説明した。

　その後、ＪＲ東日本クロスステーション（ＪＲ―Ｃｒｏｓｓ）の洋菓子製造工場「十日町すこやかファクトリー」（十日町市）を見学。新潟の米粉を使用したケーキを試食した。

　参加した株主からは「ダムを介して電力をつくり、動力源として首都圏を支えているのは素晴らしいと感じた」「アレルギー対応の商品を製造する大変さが分かった」といった声が寄せられた。

　同社は今後も、博物館、工場、発電所、研修施設といった施設見学や、各種株主イベントを開催する予定で、株主とのコミュニケーション機会の増加を図る。

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