JR東日本環境アクセス JR東日本東京資源循環センターB棟リニューアルの安全祈願祭
飲料ラインへリニューアル
JR東日本環境アクセスは6月25日、各種ごみの再資源化を行うJR東日本東京資源循環センター(東京都品川区)のB棟を、古紙ラインから飲料ラインへリニューアルする工事の安全祈願祭を現地で開催した。
同センターは2010年10月に開設。鉄道の車内や駅で排出される混在ごみ、缶、びん、ペットボトルといった飲料容器の分別と中間処理を行う「A棟」、OA用紙や機密書類、新聞や雑誌、段ボールなど古紙類を中間処理する「B棟」、自治体からの廃プラスチックの中間処理を担う「C棟」、搬入された廃棄物の一時保管や商業施設などから排出された発泡スチロールの中間処理を行う「S棟」の4棟で構成する。
ペーパーレス化やデジタル化の進展などで古紙の搬入量が減少傾向にあることから、B棟の古紙ラインを飲料容器用の飲料ラインにリニューアルすることに決めた。
式典には、向山路一社長(当時)、南沢千春専務、JR東日本首都圏本部の橋本英樹鉄道事業部モビリティ・サービスユニットリーダーら関係者が出席。向山社長は「リニューアルで機能を増強するとともに、B棟の機能を紙から飲料容器用に造り替え、揺動選別機や磁力選別機、光学式選別機などを備えて自動化を進め、人手をかけない設備を目指す」と述べた。
リニューアルは来年3月に完成、4月に使用開始予定。その後、A棟のラインを廃プラ処理用に送り替えて廃プラ処理の機能強化と効率化を図る予定で、高まるプラスチックリサイクル需要に対応する。
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