JR東日本 上野駅に「上野広小路口ビジョン」などを開業
デジタル技術融合した文化創造サービス展開
JR東日本は24日、上野駅広小路口駅前広場に大型サイネージ「上野広小路口ビジョン」などを開業した。同社グループが進める「Beyond Stations構想」の一環。上野の街で愛される「パンダ」をリアルに再現した3D映像と音声を組み合わせた迫力ある演出など、同時開業したイベントスペースなどとともに、デジタルやテクノロジーを融合させたイベントや新たな文化創造サービスを展開する。
同ビジョンは、1932年に完成した2代目上野駅舎のファサード横にジェイアール東日本企画(jeki)が設置。高さ5・0㍍、幅9・5㍍、曲面角度110度の大型曲面サイネージで、同社開発の屋外型サイネージとしては最大級、初の曲面サイネージ。
10分間のロール放映を採用し、jekiが制作した時報コンテンツとオリジナルコンテンツが定期的に放映される。時報コンテンツはjeki初のコンテンツコラボ商品としても販売する。放映時間は7~23時。音声出力も可能。
この日から放映が開始され、平面映像に交じって、3Dのパンダが通行人に向かって手を振る映像や、開業記念で松竹(東京都中央区)と連携し、歌舞伎俳優の中村獅童さんが監修した「歌舞伎」を演じるパンダの3D映像(10分に2回程度)を放映。3D映像が流れると撮影する人の姿が見られた。
このほか、同広場にはイベントスペース「ポレイア広場」、13番線ホームの壁面にデジタルアート映像を投映する「PLATFORM13」(一部)が開業した。
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