JR東日本 「青森新幹線保線技術センター」を開所 岩手県北部から青森県エリアをカバー
JR東日本は1日付で、新幹線統括本部「青森新幹線保線技術センター」(青森市)を発足した。同社が進める組織再編の一環。同センターの本所に23人、同センター八戸派出(青森県八戸市)に11人の計34人体制。岩手県北部から青森県エリアをカバーする。
同センターの前身となる八戸新幹線保線技術センターは、2002年12月の東北新幹線盛岡―八戸間開業時に発足。以来、約21年にわたって同区間の安全を足元から支えてきた。折り返し列車や車両センターのある新青森の地に拠点を移したことで、降積雪時の分岐器不転換などの異常時対応が手厚くなる。設備故障や自然災害発生時における早期復旧能力の向上などが期待される。
同日は、同新幹線新青森駅構内の新青森設備総合事務所で開所式が行われ、林伸治同本部新幹線設備部長、輪田朝亮同部保線ユニットリーダー、田村大輔同センター所長、センター社員らが出席。田村所長は「当社エリア最北の地において、新幹線の安全・安定輸送をしっかり守るとともに、失敗を恐れずさまざまなことに果敢にチャレンジして、新たな歴史を全員で創り上げていこう」とあいさつ。
続いて、同センターを代表して佐々木秋社員が「私たちの使命は究極の安全を創り上げ、信頼性を高め、お客さまや地域社会に価値を提供していくこと。誇り高く、使命感、責任感、当事者意識を持ち、新幹線の未来を築いていく責任を果たします」と決意表明した。
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