JR東日本 イマーシブなメディア空間「新宿BBB」を全面開業
没入体験型メディア空間 15日、全面開業
三つの大型サイネージ ダイナミックに情報発信
JR東日本は15日、新宿駅南改札内コンコースに、空間全体を統一的に演出可能なメディア空間「新宿BBB(スリービー)」を全面開業する。JR東日本グループが進める「Beyond Stations構想」の一環。三つの特徴的な大型サイネージ(総面積約250平方㍍)によるダイナミックな映像や空間演出によって、ほかでは味わうことができないユニークな没入体験を提供する。
同社は昨年6月、上野、秋葉原、新宿の3駅で大規模サイネージを整備し、駅ならではの「没入」できる「イマーシブなメディア空間」を創出し、駅の価値増幅を図ると発表していた。
新宿BBBを構成するのは、「BOX」「BLOCK」「BELT」の大型サイネージ。BOXは、コンコースの7番・8番線ホームエスカレーター付近に設置された縦約3・2㍍×横約5・7㍍の大型サイネージ3面(約55平方㍍)で構成され、音声出力が可能な立体的映像メディアだ。
BLOCKは、コンコース内の12本の柱4面にフレームレスに設置された48面の柱サイネージ(約133平方㍍)。BELTは、南改札脇の店舗上部の壁面に設置された縦約1㍍×全長約59・5㍍の横長サイネージ(約64平方㍍)。BOXとBLOCKは既に3月11日から稼働している。
空間全体を統一した象徴的な環境演出として、さまざまな海域の生物が泳ぎ回り、生命の美しさを表現する「BEYOND AQUA」を制作。さらに、SNSを中心に活躍するクリエーター8人と共創して、「新宿駅を利用し、新宿の街で過ごす人々の日常」をテーマに描き出す「#MEETinSHINJUKU」と、同駅発着の中央線特急の旅の魅力を発信する「感動のまんなかへ。中央線特急の旅」を用意した。
三つの特徴あるサイネージによるコンテンツ放映とともに、各種イベントやキャンペーンなどと連動した展開を行うことで、空間全体でダイナミックな情報発信が可能。
また、東京都のキャップ&トレード制度などを活用、同駅東西自由通路の大型LEDビジョンからなる「新宿ウォール456」と合わせて、二酸化炭素(CO2)排出量(年間549㌧)を実質ゼロにした「ゼロカーボンメディア」として運用する。
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